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「類!い、いきなり何を言って!」

類「俺に誤魔化しは効かないよ?」

「っ…もう」

類「ちなみにAが抱えてる問題も

分かってるから。」

「え…」

類「桜木グループと藤ヶ谷グループの合併の話なら、もう誰もが知ってる。」

「じゃ…」

類「司も知ってる。」



類の言葉に驚いた。

司まで知れ渡っているなんて。



「私が政略結婚させられることも?」

類「もちろん。俺達をなんだと思ってるの?」

「…」


類「俺さ…いや、俺達さ

Aに幸せになってほしいんだ。

宏光がいなくなったあの時、

俺達はAを支えてあげることが出来なかった。

…今でも後悔してるんだ。」






あの時、類達は

つくしさんと司のことでいっぱいいっぱいで


お兄様がいなくなったこと、私は

みんなに言わなかった。


心配させたくなかった。

でも、隠し通せるほど甘くはなかった。

だって、天下のF4だから。




類「Aが寂しい思いをしてたなんて気づかないで、俺達は「もう、その話はやめよ」…A」


「私はいいの。

お兄様が今どこで何をしてるなんて知らないし。

会うことも出来ない。

探す術はいくらでもある…だけど、私はそれをしたくない」


類「…」


「前にも言ったけど、今お兄様が幸せなら

それでいい。そんな中、私が邪魔したら嫌だもん。」


類「じゃ、Aの幸せはどこにあるの?」


「……」



私の幸せは、この桜木にいる限り

どこにもないんだと思う。





類「A。正直に言って欲しい」


「…」


類「その子のこと、本気で好き?」


「…類っ」


類「Aの正直な気持ちを知りたいんだ。

お嬢様とか家柄とかそんなの脱いで

ありのままの気持ちを言ってほしい」





類の真剣な表情に

嘘や誤魔化は捨てて

ありのままの気持ちを類にぶつけた。





「…好きだよ。大好きだよ。

今すぐにでも、飛びつきたいくらい。

こんなに人を好きなったことない。初めてなの。」


類「…」


「でも…無理だよっ。裕太と一緒にいられないよ」





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設定タグ:玉森裕太 , 藤ヶ谷太輔 , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:タレント
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作者名:椿 沙羅 | 作成日時:2018年1月12日 9時

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