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08「花と再会」 ページ26

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村「お帰りなさいませ、お嬢様」

「うん。ただいま。ごめんね、遅くなっちゃって」

村「いえ。体調は大丈夫ですか?わたくしはそれが1番心配で」

「大丈夫だよ。もうすっかり良くなったから。ありがとう…」




その言葉を言うと村浜さんは、

安心したような笑みを浮かべた。








「…あれ?誰か来てるの?」

村「あ、はい。久しい方がお見えです。」

「誰だろ?」






見慣れない靴を見つけ村浜さんに

聞くと嬉しそうに微笑んで

私は首を傾げ、リビングに向かった。








「えっ!?」



「久しぶりだね、A」



「…る、類!何で、え!?」



類「ふふ。驚きすぎだって…

ちょっと近くまで来たから

久しぶりにAの顔を見て行こうと思ってね」






花沢類。今では伝説と言われた

F4のメンバー。

でも、このタイミングで類が家に来るなんて。




類「ごめん、村浜さん。

ちょっと席外してくれる?Aと2人で話したいんだ」


村「かしこまりました。」






類に言われて村浜さんは

席を外した。この部屋にいるのは

私と類だけになった。







類「ふふ。久しぶりに会いに来たのに、

Aはどこに行ってたのかな?」



「どこって…ど、どこでしょ?」


類「あーもしかして、彼氏かな?」


「なっ!…ち、違うよ!」






相変わらず、勘が鋭い。

私は昔から類に嘘を見破られる。

類曰く、私は嘘をつくのが下手らしい。






類「分かりやすいね。Aは」


「私が嘘つくの下手だって分かってるくせに…。

でも、彼氏なんかじゃない…友達だから」


類「…A」


「ん?」


類「…好きなの?その子のこと」




「え…」









ー・・類が、このタイミングに

家に来たことに、違和感を覚えたのは

貴方の勘が鋭いからなんかじゃない。


裏であの人達が動いてるから、

それに気づくのは、もう少し先の話。







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設定タグ:玉森裕太 , 藤ヶ谷太輔 , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:タレント
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作者名:椿 沙羅 | 作成日時:2018年1月12日 9時

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