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05「放課後デート」 ページ17

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高校卒業したら、Aは

本当に結婚するの?

俺、信じたくねぇよ。




佐「玉森くんって、変わったわね」

玉「なんだよ、突然」

佐「いや…1年から玉森くん見てるけど、
人を寄せ付けないって言うか、興味なかったでしょ?」

玉「まあ…そうだけど」

佐「いつも宮田くんと近藤さんとかしか一緒にいなかったから」

玉「…」



確かに俺は、あまり人と関わるのが嫌だった。

それは自分を知られるのが嫌だったから。



佐「玉森くんも恋愛するんだー(笑)」

玉「っはぁ!?」



なんだ!いきなり爆弾発言!



佐「いや、分かるわよ。玉森くんが桜木さんを

見る目は完全に"恋してる目"だから。」



玉「俺、そんな目してる?」


佐「バリバリっ!…でも、気をつけるのよ?」


玉「気をつける?何をだよ」


今まで笑顔だった、先生がいきなり真顔になった。

俺はザワついた。



佐「先生として、こんなこと言うのおかしいと思うかもしれないけど…でも、応援したいと思ってる。貴方達のこと…」


玉「…先生」


佐「桜木財閥は、とても大きなグループよ。

そのトップが桜木さんのお父さん。

桜木さんのお父さんはとても冷たい人」


玉「え…」


佐「貴方達がもし上手くいってお父さんにバレたら

全力で離れさせようとするわ。」


玉「……」


佐「もし、今の話を聞いて桜木さんへの気持ちが変わったら「変わらねぇよ」玉森くん」


玉「俺は変わらない。

こんな気持ちになったのは初めてなんだ。

だから、お父さんにバレても何があっても俺は戦うつもりだよ」


佐「玉森くん…」



そんな簡単に諦めれる気持ちじゃない。

結婚だって、本当は止めるつもり。

Aが、俺のことただの"友達"しか思ってても

俺は振り向かせる。


じゃなきゃ、Aは

自由のない場所に行ってしまう。



Aには、笑ってて欲しい。

悲しい顔なんて、寂しい思いなんてしてほしくない。



「おまたせ!」


玉「おう。じゃ行くか」


佐「気をつけてね」


「先生、ありがとうございました。」


佐「いいのよ。でもあまり一人で抱えないでね。知恵熱が出れるくらい何か抱えてるんでしょ?」


「…」


佐「ふふっ。話したくないなら

話さなくてもいいの。

でも、貴女は一人じゃないの。

誰かを頼ることは決して悪いことじゃない。

…それだけは忘れないで」


「っ…はい!」





先生の言葉に、俺は泣きそうなった。

何でかな。

俺、こんなに弱かったっけ?



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設定タグ:玉森裕太 , 藤ヶ谷太輔 , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:タレント
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作者名:椿 沙羅 | 作成日時:2018年1月12日 9時

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