04「ダウン」 ページ14
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なんだ?
朝からAの様子がおかしい。
目に輝きがない。
玉「…A?どうしたんだよ?」
「え。あ、ううん。なんでもない」
玉「…」
昨日パーティだったんだよな?
そこで何かあったのか?
有「玉ちゃーん!」
玉「ってぇぇ…いい加減人の背中叩くのやめろよ!」
俺を見つけると必ず背中を叩く。
思っきり!それが痛い痛い。
有「ね?今日、お昼ご飯一緒に食べようよ!」
玉「あ、悪いけど… 昼飯はAと食べることにしてるから」
有「え…さ、桜木さんと!?」
玉「っうるせぇな。少し声のボリューム下げてくんないかな。」
有「あ、ごめん。でも…桜木さん、よく玉ちゃんとご飯食べようと思ったね」
……殴るぞ。コイツ。
「あ、いや…いいよ。二人で食べて。私、いいから」
玉「え…ちょっ…何言って…」
「ごめんね」
悲しく笑って、Aは教室を後にした。
有「ぷっ(笑)フラれてやんの!」
玉「黙れ。悪いけど、違うやつと食べて」
有「ちょっ!どこ行くの!」
有紗の言葉を無視して俺はAの後を追った。
やっとAの姿を見つけた瞬間、
Aが倒れた。
玉「マジかよ!Aっ!」
「っ…ごめんね」
玉「謝るじゃねぇよ。熱っ!!お前、風邪引いてたのかよ!」
Aを保健室に連れて行こうと抱っこすると
衝撃に驚いた。
玉「軽すぎだろ…」
朝から元気ないのもまさか、風邪が原因?
いや、でも…何か引っかかる。
宮「玉ちゃん!堂々してるね。ってAちゃん大丈夫?」
玉「分かんねぇけど、保健室連れて行く。適当に言っといて」
宮「うん。分かった」
周りのザワつきなんか気にせず、俺は保健室に連れていった。
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作者名:椿 沙羅 | 作成日時:2018年1月12日 9時