第二十八訓 傘 ページ36
Aside
こんなに泣いたのはいつぶりだろうか
目が腫れて重いし少しボーっとする
顔をあげるとすぐそこに沖田さんの顔が…
んん!?
A「わわわっ!ご、ごごめんなさい」
沖田「い…いや、俺もすいやせん……///」
そういえば私沖田さんにもたれて泣いてたよね…!?
私なんでそんな恥ずかしいことをしてしまったんだろう
なんだか顔がすごく熱い…!
沖田「…ひとまず屯所に行きやしょう、すぐそこなんでェ」
A「そうだね、服も濡れちゃったし…」
まだ雨も強い、こんな時傘があればなぁ…
立ち上がった拍子にコツンと足に何かが当たった
それは私の番傘だった
おかしいな…?春雨の基地で失くしたかと思ったのに
A「じゃあこれに入って行きましょう」バサッ
沖田「・・・…///!!いや、俺ァいい…元々Aさんのモンだろ」
A「そんなの気にしなくていいよ。私のせいで沖田さんも濡れてしまったし…」
沖田「あー…あれだァ…濡れたい気分なんでィ」
どんな気分??
結局一緒に入って帰ることになりました
(沖田の脳内)
お、傘あんのか…え?俺もそれに入る?2人で?待てよそれって相合傘ってヤツじゃねーかィそもそも雨でチャイナ服地味に透けて直視出来ねーんでィ駄目だ俺の理性がぶっ壊れちまう俺の隊服の上着着せりゃ少しはマシになるか?いやこっちも濡れてるからこれを着せることは水をぶっかけることと変わんねェAさんが風邪ひいちまうAさん頼むからひとりで入ってくれィ気にしなくていいって気にしちまうだろィ気持ちはありがてえがよし誤魔化すかいや全然誤魔化せてねェよクソというかAさん相合傘ってモンを知らねーのかィ?それとも俺が意識しすぎてるだけか
↑ある程度Aの前でポーカーフェイスが保てるようになったかわりに脳内がうるさくなった沖田くん
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雫(プロフ) - 華姫さん» こちらこそ、読んでいただき嬉しい限りです。私も更新頑張ります(笑) (2021年9月9日 0時) (レス) id: d4a7c4c606 (このIDを非表示/違反報告)
華姫 - 雫さん» 雫様、コメントありがとうございます!私が神楽の姉妹小説に目覚めたきっかけと言っても過言ではない『神楽の2歳の妹が可愛すぎる件について』の作者様が私の小説を読んで、しかもお気に入り登録もしてくださるなんて…もう幸せです。沖田の妹の方も更新頑張ります! (2021年9月4日 14時) (レス) id: efc99807a4 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 一番最初のお気に入りゲットです!応援しています。沖田の妹の話も大好きです!頑張ってくださいね! (2021年9月4日 11時) (レス) id: 1486b8d908 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華姫 | 作成日時:2021年9月3日 23時