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なんの音も聞こえてはこなかった。
気づけば病院の受付で叫んでいた。
『お母さんは!?!?』
看護師「…月見里様、ですか?」
『そうです!お母さんは!?』
普段は大声をあげたりしないが、そんなことを構っている暇はなかった。
看護師「お母様はただの過労です。少し休めばすぐに良くなりますよ。」
私を落ち着かせるように言う看護師。
本来ならそこで安心できた話だが、パニックに陥っていた当時の私は、
『お母さんのとこ、連れてって!!早く!!』
顔を見なければ信じられないと大声を張り上げていた。
ガラガラ…
看護師2「道を開けてください!」
看護師3「心肺停止状態!緊急オペ室入ります!」
緊急外来の自動ドアから担架が向かってくる。
私の目の前を慌ただしく過ぎていった担架。
そこに乗った血まみれのスーツ姿の男性。
物凄いスピードの担架に乗った男の顔はハッキリ確認することはできなかったが、
男が握っていた革鞄についているピンクの兎のストラップ。
男性が好き好んでつけるようなものじゃない。
それに、あれは…
『お、と、さん…?』
私が父の誕生日にプレゼントしたキーホルダーにとてもとても良く似ていたのだ。
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作者、勉学に励むため暫く更新ペースが著しく落ちるかもしれないです。まことに申し訳ありません
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ユウカ(プロフ) - 愁(しゅう)さん» 初期刀まんばちゃんなんですね!私は宮崎と同じむっちゃんです!笑 初期刀って愛着湧いちゃいますよね〜(*^^*) (2016年12月6日 8時) (レス) id: fc6ad45da9 (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ(プロフ) - 花日松さん» いえいえこちらこそわかりにくい表現をしてしまって申し訳ありませんでした!ご丁寧に返信までありがとうございます! (2016年12月6日 8時) (レス) id: fc6ad45da9 (このIDを非表示/違反報告)
愁(しゅう) - 僕と初鍛刀が同じなことに悶えました← (2016年12月5日 22時) (レス) id: 47c2114946 (このIDを非表示/違反報告)
花日松(プロフ) - ユウカさん» そうだったんですか!すみませんちゃんと見てなくて! (2016年12月5日 13時) (レス) id: 6d8f5ab43f (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ(プロフ) - 花日松さん» コメントありがとうございます!冷却材のほうは一応31話のほうで書いているのですが、作者の解釈で大変わかりにくい表記になっていますね…。申し訳ありません!今後はわかりやすいように尽力します!更新頑張らせて頂きます! (2016年12月5日 12時) (レス) id: 090ea0c50e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユウカ | 作成日時:2015年9月3日 21時