52:(裕太) ページ2
『あ、ここ？スーパー』
玉「そう。好きな物入れていいよ」
かごを手に取ると、「私が持つのに！」って。
些細な事だけど、当たり前のようにそう言ってくる女の人なんてA以外見てこなかったから
久しぶりにその言葉を聞いて何か可笑しくなった。
多分Aには、男に甘えるって概念が無い。
玉「いいから。何でも入れていいよ」
『調味料買いに来ただけだもん』
玉「お酒飲む？」
『もう…聞いてるの？』
玉「はいはい、そんな堅いこと言わない。
それで？飲むの？」
『…飲む』
最初から素直にそう言えばいいのに。
お酒コーナーに入ると、目の前を歩いていたAが急に立ち止まった。
『蓮……』
蓮って…Aが関係持ってる人だよな…
後からチラッと覗くと、向こうも女の人といた。
蓮「何でこんな所で買い物してんの？」
『ちょっと…』
蓮って人は俺の方をちらっとみて、
蓮「…まあいい。じゃあな」
って言ったあと、俺にも軽く会釈して横を通り過ぎてった。
あーあ…絶対A落ち込むやつじゃん。
なんて声を掛けようか迷ってると、後ろを振り向いたAは
『偶然ってすごいね！びっくりしちゃった』
って笑顔を見せた。
そんな無理して笑わなくてもいいのに。
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たま(プロフ) - ころたさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！頑張りますので、よろしくお願い致します(*^_^*) (2018年8月29日 4時) (
レス) id: dc8edcc4d7 (このIDを非表示/違反報告)
ころた - とても面白いです！！更新がんばってください！待ってます(*^◯^*) (2018年8月27日 0時) (レス) id: 9af24d5297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たま
| 作成日時：2018年6月26日 23時
