315:(裕太) ページ16
Aが言ってたタイミング法っていうものを始めてみたけど、そう簡単に出来るはずもなく月に一度を何ヶ月も繰り返した。
俺も出来る限りのことは協力したいし、色々調べてみたりもしたけど、やっぱりそう上手く進む事は無さそう。
Aは相当切羽詰まってるし...いつからか、決められたその日以外する事は無くなった。
その日だけはいくら忙しくても少しの休憩時間に家に帰るようにして、決まった行為をする。
もう何か...お互いを求め合う感じとか愛とか、今までみたいな行為とはまるっきり違っちゃってる。
とにかく子供を作る為だけにする...みたいな。
分かってるよ、それが目的なのは。
でもさ...なんか寂しいじゃん。そんなの。
だから俺は、そんな空気壊しちゃう。
仕事を終えて家に帰るなり、迎えてくれたAに吸い付くようにキスをすると、両手で押しのけられて距離をとられる。
『今日排卵日じゃないって...』
玉「排卵日じゃなきゃしちゃいけないの?」
いつの間にかそれが当たり前になってた俺たちの関係を、元通りにするには俺から動くしかないんだ。
治療に協力的じゃないように思われるかもしれないけど、俺はこんなの嫌だもん。
もっともっと、Aにも心に余裕を持ってほしい。
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たま(プロフ) - ゆゆさん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます(*^_^*)これからも頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します! (2018年1月22日 17時) (レス) id: 0eeb0c0a6f (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 完結おめでとうございます!完結しても読み続けたいと思います!新作楽しみにしてます! (2018年1月22日 10時) (レス) id: 5f259c3649 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たま | 作成日時:2017年9月1日 1時