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体が痛くて目を覚ますと、部屋は真っ暗だった。
一人にしては広すぎるぐらいのベッドの中にはもう、宏光さんは居ない。
そりゃ帰るよね...
スマホを手に取って時間を確認すると夜中の2時。結構寝たし、下にお水でも飲みに行こう...
部屋の電気をつけると、床に座ってソファにもたれかかったまま寝てる人が目に入る
『きゃっ...』
誰かいるなんて思ってもいなかったから、ビックリして思わず声を出してしまった。
それに反応して薄ら目を開け、「...起きたのか」なんて当たり前のように声を掛けてくる先生
『ゆ...由佳さんのとこ...行ったんじゃないの?』
玉「...すぐ帰ってきた。また何かあったら困るし、今日はここ居るわ」
そう言ってまた目を閉じる先生。
『...そんな所で寝れないでしょ?ベッド使ったら?』
玉「何言ってんの。病人は大人しくベッドで寝てろ」
『このベッドでかすぎるし...半分使っていいよ』
玉「俺に気なんて遣わなくていーの。ほら、早く入って」
ベッドに連れていかれて、上から毛布を掛けられる。
先生に申し訳ないのももちろんあるけど、風邪の時にこの大きなベッドで一人で寝るの...なかなか寂しいんだよ。
だから、宏光さんが入ってきてくれた時はすごく安心できた。
先生もそれくらい察してよ。
この部屋に居てくれるならそれぐらいしてくれたっていいのに。
...なんて、ワガママな私はいっつもそれ以上を求めちゃうんだ。
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移行しました!
次編もよろしくお願い致します!
ーーーーーーー2017.8.07 たま
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作者名:たま | 作成日時:2017年6月20日 0時