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補習を終えて家に帰ると、今までに無いくらいの倦怠感と体が熱を帯びた感覚に襲われる






補習中もかなりだるかったけど、家に帰るとその疲れが一気に来ちゃった。






体がもう動かなくて家に帰るなりソファに倒れ込み、何とか携帯を取り出してお店にだけは休みの連絡を入れた。







今まで風邪を引いても何とか自分で凌いできたけど、今回ばかりはさすがに無理かも。







だってこんな状態じゃ薬もご飯も、元気になる為のものは何も手に入らないじゃん。







こんなに誰かにそばにいて欲しいって思うの初めてかも...

風邪だから人肌恋しいとかそういうのじゃなくて、ただただ助けて欲しいって感じで。







まあそんな事言ったって、彼氏も友達も居なければ親だって側に居ないしどうにもならないんだけど。






手に力が入らなくて落としちゃった携帯すら取る元気はない







そのままそっと目を閉じて、動けるまで回復するのを待つのみ。






もうここで寝ちゃおう...って思ってると、インターホンが鳴った。







こんな時に...誰?







何かのセールスマンだろうし無視しておこう...動こうにも玄関まで行けないし。








そう思って再び目を閉じると、ガチャ。と扉が開く音がした。

41:→←39:(裕太)



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作者名:たま | 作成日時:2017年6月20日 0時

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