37:(裕太) ページ37
学校でこっぴどく叱ってやろうと思ったのに、あいつは3日も学校に来なかった。
校長も、ちょっと詰めすぎたんじゃないかって凄く心配してて、しばらく休んでもいいって伝えてくれって。
家に行っても出てくる気配は全くない。携帯も繋がらないし。
だからミツに連絡して、1日だけ代わってもらった。
ホテルの部屋の扉を開けるなり、なんで?って顔のA。
普段の制服とは違った格好でお洒落なんかしちゃってさ...そんな格好で毎日ミツと会ってるわけ?...って何か無性にイライラする。
担任としての怒りなのか一人の男としてなのか、自分でも良く分からないまま怒ってしまったけど、やっぱり俺にも責任はあったと思う。
だからもう怒るのはやめた。
ここまで勉強を頑張ってきたのを無駄にしたくはないし、またこれからも頑張って欲しいから。
俺もAの気持ちを知ってから少し距離を置いてた部分もあったし、そこはちゃんと反省。
とりあえず話を終えて、一応今までのようには戻れたはず。
さすがに「宏光さんは特別だよ」って言われた事は忘れられそうにないけど。
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作者名:たま | 作成日時:2017年6月20日 0時