検索窓
今日:9 hit、昨日:25 hit、合計:342,731 hit

37:(裕太) ページ37

学校でこっぴどく叱ってやろうと思ったのに、あいつは3日も学校に来なかった。






校長も、ちょっと詰めすぎたんじゃないかって凄く心配してて、しばらく休んでもいいって伝えてくれって。







家に行っても出てくる気配は全くない。携帯も繋がらないし。







だからミツに連絡して、1日だけ代わってもらった。







ホテルの部屋の扉を開けるなり、なんで?って顔のA。







普段の制服とは違った格好でお洒落なんかしちゃってさ...そんな格好で毎日ミツと会ってるわけ?...って何か無性にイライラする。







担任としての怒りなのか一人の男としてなのか、自分でも良く分からないまま怒ってしまったけど、やっぱり俺にも責任はあったと思う。







だからもう怒るのはやめた。







ここまで勉強を頑張ってきたのを無駄にしたくはないし、またこれからも頑張って欲しいから。







俺もAの気持ちを知ってから少し距離を置いてた部分もあったし、そこはちゃんと反省。








とりあえず話を終えて、一応今までのようには戻れたはず。







さすがに「宏光さんは特別だよ」って言われた事は忘れられそうにないけど。

38:(裕太)→←36:(裕太)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (191 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
934人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:たま | 作成日時:2017年6月20日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。