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玉「人多すぎ...」








『先生、こういうの好きじゃないでしょ?』









玉「まあな...でも今日は特別。Aよく頑張ってるし。



バイト何時から?それまでに帰らないとな」








そうだ...バイト...。



なんか、一気に現実に引き戻された気分。









...今日だけ、ズルしちゃダメかな。こんな機会無いのに、無駄にしたくない。









人気のないところに行ってお店に休みの連絡を入れた









玉「はは。バイト休んでまで回りたいわけ?(笑)」









先生は、意地悪だ。私の目的はお店を回りたい訳じゃないって分かってるくせに。









押し寄せる人並みの中、流されそうな私をグイッと引き寄せてくれたり、その度に私の心臓はもう爆発寸前で。








アイドルの好きとは違うって嫌でもわかっちゃうんだ。









でも、楽しくて幸せなのはここまでだった。









さすがに疲れちゃって人が少ない所で休んでいると、「裕太?」って少し酔っ払ったような由佳さんが来た









玉「...来てたの?」









先生が驚いた様子で由佳さんの方へと行く









由「んー、来てた。...飲みすぎちゃった...」









由佳さんの目はとろーんとしてて、本当に酔っ払ってる感じだけど...何でこのタイミングで現れちゃうかな。

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作者名:たま | 作成日時:2017年6月20日 0時

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