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いや...先生が好きだなんてありえないな。
もし好きだとしても、これは皆がアイドルを好きだって言ってるのと同じ感覚だきっと。
興味は持ってるしかっこいいとは思うけれど、現実的に付き合えるとは思ってないし考えてもない。
でも、そのアイドルに彼女が居たり結婚するって言われるとそれは少しショック。
ほら...全く同じ感情じゃん。
そうだ...私は相当先生に興味を持ってて、先生の事を少しでも知れたらそれでもう満足なんだ。
気を紛らすように適当にカゴに物を詰め込んでレジへと向かう。結構時間経ってるし、さすがにもういないでしょ...
全然買い物に集中せずに適当に買ったら思ったより量が多くて、大きな袋を両手に抱えてお店を出る
玉「おっそい」
声がして顔を上げるとさっきの2人が居て...
由「やっぱり危ないから送ってくね。私達お酒飲んでるから車じゃないけど、ごめんね」
そう言ってニコッと笑う由佳さんは、本当に綺麗な人。顔もよければスタイルもいいし、先生好みの人なんだろうな...って感じの人で。
『すみません...』
ここまで来られたら、一人で帰ります。なんて逆に失礼で言えない。
だから先生と由佳さんの少し後ろをとぼとぼ歩くけど...正直、一人で帰った方が気持ち的に楽だったよ。
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作者名:たま | 作成日時:2017年6月20日 0時