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バイトを終えると夜中の12時。







明日の朝のパンも何も無いし、コンビニ寄って帰ろう...








疲れきった体を奮い立たせて、真っ暗な夜道を足早に歩く。








お店から5分ほどの場所にあるコンビニに入ると、見覚えのある顔が目に入る









...嘘でしょ、先生じゃん。









どうしよう...って焦っている間に、レジを終えた先生が沢山の買い物袋を持って女の人と共に歩いてきた









パッと顔を上げた先生の目が私を捉えた瞬間、先生と私の動きが止まる。




それを見て不思議そうに「どうしたの?」って先生に聞く女の人。









玉「...何してんのこんな時間に」









『買い物来ただけ...』









明らかにバイト終わりって感じの格好だし、絶対バレてる...









「生徒さん?」









女の人に尋ねられて「...はい」って答えると、「こんな時間に一人で帰るのは危ないよ。裕太、送ってってあげよ?」



先生の顔を覗き込んでそう言う。









『いえ...本当に大丈夫です。すみません、失礼します』









二人の横をすり抜けて、とりあえず視界に入らないところまで逃げる









何が楽しくてあの2人と帰るの...こんな所で会うなんて最悪。









好意で言ってくれたんだろうな...って事くらい分かってるけど、あの空気感に耐えられるわけないし、先生のリアルなプライベート見るのって意外と嫌かもしれない。









女の人に笑顔を向けながら歩いてた先生を見てからずっと、胸が痛い









これってどういう感情なの?





私、先生が好きなの?

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作者名:たま | 作成日時:2017年6月20日 0時

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