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217: ページ17
『裕太...』
玉「...もういいじゃん、このまま一緒に帰っちゃおう」
項垂れるように私の肩に頭を置く裕太が、今は凄く小さく見える
いつもバイバイする時は、私が寂しいって駄々こねてると裕太が慰めてくれるけど、裕太にだってこういう時はあるよね。
なかなか会えないって生活も慣れつつはあるけど、やっぱり寂しいのに変わりはないよ。
特にこうして久しぶりに会ったりすると、我慢していた感情が爆発してしまいそうになるのは私だけじゃないはず。
それが今日は裕太の番だったんだよね
そっと抱きしめてあげると、ふう...って小さくため息をついてから顔を上げる
玉「...よし、切り替え！ありがと、A」
吹っ切れた様子の裕太を見て安心したのか、今度は私が悲しくなっちゃって...
今日は私が裕太を慰めるつもりが、結局いつものように私が慰めてもらってしまった。
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作者名：たま
| 作成日時：2017年3月25日 20時
