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84:(裕太) ページ34
久しぶりに酔うほど飲んだ日、目が覚めてまだ少し頭痛が残る中Aがいる美容室まで鍵を返しに向かった
アシスタントの子を笑顔で見送って、すぐに思い詰めたような顔に戻るA
こんな時間まで1人で残って...大変だな。
仕事が終わるまで待って、今日は家に帰るつもりだったけど急遽予定変更。
今日はさすがに一人にさせられないでしょ
家に着いてもまだ険しい表情のAをギュッと抱き締めて声をかけると、Aの体が少し震え始める
...こんな風になる前に頼ってくれればいいのに。なんて思うけど、そんなこと出来る性格じゃないのはよく分かってるから。
玉「Aは毎日頑張っててえらいね。本当にお疲れ様」
せめて思った事ぐらいは言わせてよ。
年下で頼りないって思われてるかもしれないけど、誰よりもAの頑張りは分かってるつもりだから。
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作者名：たま
| 作成日時：2017年1月20日 17時
