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私たちがついた頃には
もうたくさん人がいた
真「A、なんか食べる?」
あ「うーん」
辺りを見渡せば、
綿あめ、焼きそば、たこ焼き、といろんな屋台があり
迷ってしまう
それでも…
あ「かき氷」
真「ええな! 涼しくなるし」
あ「うん!」
真「何味にする?」
あ「うーん、イチゴとレモン…
どっちもいいなぁ」
真「なら、お互い食べあいっこしよ」
あ「いいの!」
真「当たり前、すいませーん」
男「はーい」
真「イチゴとレモン、一つずつください」
男「2つで300円だね」
ひとり、150円か
あ「しんz
気づいたら、真司郎が全部払ってくれていた
真「はい」
男「ちょうどね、今作るから待っとってや」
あ「真司郎、お金」
真「ええよ、別に」
あ「でも、奢ってもらうなんて…」
真「ええの! もともと俺が誘ったんやから」
あ「そこまで言うなら…」
真「うん」
男「はい、おまち!」
真「ありがとうございます」
あ「ありがとうございます」
男「彼氏イケメンだね〜」
あ「えっ! 彼氏じゃないですよ!」
男「えっ、そうなの?」
あ「そうです!」
男「じゃあ、友達と楽しんできてね」
あ「はい」
真司郎が彼氏に見られるなんて初めてだった
実彩子の家でも
かき氷の屋台のところでも
みんなみんな勘違いする
あ「……」
真「A、否定しすぎやろ」
あ「だって違うじゃん、もし真司郎の彼女とか見てたらどうするの?」
真「いや、俺彼女おらんし」
あ「! そうなの」
真「あぁ…」
「……」
沈黙が続く
そんな沈黙は私の食欲が破ってくれた
あ「ねぇ、レモン美味しい?」
真「おん」
あ「ちょうだい」
真「じゃあ俺も」
真司郎からもらったレモン味のかき氷は
冷たくて酸っぱかった
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mi_love(プロフ) - ちーさん» すいません、なるべく早く更新しますね! (2018年7月18日 7時) (レス) id: e7bb27ede9 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - いいところでストーリー終わってしまうと続きが早く読みたいです (2018年7月18日 0時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
mi_love(プロフ) - は〜ちゃん♪さん» ありがとうございます!なるべく早くするよう頑張ります! (2018年7月11日 18時) (レス) id: e7bb27ede9 (このIDを非表示/違反報告)
は〜ちゃん♪ - すごく感動する話です!続きが気になります!なるべく早めに続きをお願いします! (2018年7月11日 14時) (レス) id: 13676382ae (このIDを非表示/違反報告)
mi_love(プロフ) - とぎもちさん» とっても嬉しいです! 更新率低くて申し訳ないです (2018年6月23日 17時) (レス) id: e7bb27ede9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みさみさ | 作成日時:2018年6月16日 21時