距離 ページ6
いざ行動にしてみたらタイミングが良い感じで。
『リベルタスのシャツ着てグリコに会いに行く』
というツイートと服装の写真だった。
顔は見れないけど、体型は最近の子にしては太めだけどマシュマロ系みたいな感じだった。
顔はそこそこなんじゃないだろうか。
服装は割と好きかも。俺とはタイプが違うけどね。
「会いたい子がいるんだよ」
思わず言ってしまった言葉。
「追いかけます？今からならそんな遠くにいないと思いますけど」
贔屓はしたくないし、なんでか追いかけたりして会いたいとは思わなかった。
「いや、いらん。
会えないもどかしさを大切にする…(笑)」
ハテナ浮かべられたけど、ぶらぶらと観光した。
・・・・
・・
「あの子上手いね」
ふとゲーセンの前を通った時に聞こえた。
「さっきまですごい下手だったのに上達がすっごい(笑)」
見物客もいるくらいで。
「ちょっと見ていきましょうよ(笑)」
いっくんの提案で寄ることに。
距離はもう10メートルもない。
『さっきゲームしてたら周りに人だかり出来てびっくりした。都会は違うね』
そんなつぶやきを見たところで
人だかりが消えて、ゲームをしていたプレイヤーを見ると…
「…まさか」
イヤホンコードを巻き取る君は携帯もイヤホンも落として。
「君もしかしてこの子？」
違うなら違うで良い、ただ単純に盛り上がったっていう話。
「まぁ…はい」
あぁ、もう見つけちゃった。
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作者名：妄想太郎 | 作成日時：2016年11月14日 3時
