完璧少女と紅い豚さん ページ5
『…うん。ずぅっと…待っとるわ』
そう言ってまた二人で笑い合う。こんな戦争が始まっているにも関わらず、楽しそうに。すると…。
ブーッ‼ブーッ‼【侵入者発見‼繰り返す、侵入者発見‼見つけ次第、直ちに捕らえろ‼繰り返す…
場内に聞いた事の無い警報音が鳴り響く。それにびっくりしtr二人で固まっていると、後ろから忍び寄る一つに影が…。
gr「や、ヤバイゾ‼と、とりあえずAは戻れっ‼…んグッ‼」
ぐるちゃんからの指示を受け、直ちに自室に戻ろうとすると、ぐるちゃんは後ろから忍び寄る人に気づかす口を抑えられてしまった。相手の手にはハンカチを持っており、ぐるちゃんはクタリと、動かなくなる。ぐるちゃんを助けようと近寄ると、その人から煙が現れ、煙が晴れている頃には居なくなっていた。
その後聞いた話だ。その後、侵入者は何故か国に戻り、うちと相手の国との戦争は打ち消しになり、一件落着だとチーノから聞いた。でも、私にとっては全く良くなかった。ずっと閉じ込められていて、その中でようやく出来た友人が捕らえられてしまった。全ては私のせいでこうなった。私が彼に近づかななければ…。私が…。ワタシが…。
いつしか、私は友達がまた居なくなるのを恐れ、友達を作らず、自分からあの監獄へ閉じこまった。
それからという物、友達の代わりとして、ずっと側に居たチーノが相手をしてくれた。
そして、また感動の再開を果たしたという訳だ。
『13人の仲間ってここの幹部さんなんや』
gr「せや。水色の狂犬チワワの話がAの相手だゾ」
『ほ〜ん』
⁇「なぁんか二人だけで話して怪しいと思ったんや」
『…っ⁉』
⁇「話は全部聞かせて貰ったで。グルさん」
gr「………トン氏か」
トントン(以後tn)「なんで俺らに隠してたんや?」
gr「別に隠してるつもりは無かった。聞かれなかったから言わなかった。それだけだゾ」
tn「シッマに子供作るんなら場内の適当な女捕まえとけばよかった。けど、わざわざ違う国から。
しかも敵国の姫や。怪しいと思ってたで」
『…待って。子供⁉』
gr「あぁ、そこはまた話す」
tn「別に警戒はせぇへん。だってグルさんの幼馴染やから。でも、この話はみんなにするで」
gr「『はい』」
紅いマフラーを付けた背の高い男の人。名前はトントンと言う事から、彼の言う紅い豚さんの彼の様だ。これでわかった。
怒らせるとコワァイ
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作者名：隣の田中さんは最強 | 作成日時：2019年9月12日 16時
