14.お嬢様、忘れ物をする ページ18
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机の中を漁って数学の教科書を探す。あ、また忘れた…。
と言うことで頼るのはやっぱり。
「祐基か拓弥いる?」
祐基と拓弥がいるA組へ。忘れ物したってバレたら拓弥に怒られちゃうかなー。入り口の所で喋ってた男子二人に話しかけると、二人はじっと私の顔を見た。……なんだ?
「…あの?」
?「…ああなんでもない。村田も草川もいないよ」
「え?使えないあいつら……」
?「どうしたの?」
「数学の教科書を貸して欲しくて…」
じゃあ稜雅貸してやんなよ、え?なんで?海でいいじゃん、と目の前の二人が話す。数学の先生厳しいから誰でもいいから貸して欲しい…
佑「あ、海〜稜雅〜!数学の教科書貸して!……ん?Aちゃんも忘れたの?」
「福田くん…うん、祐基か拓弥に貸してもらおうと思ったんだけどいなくて」
佑「じゃあどっちかAちゃんにも貸してあげてよ〜」
ね、と福田くんが両手を合わせる。金髪の彼と細身の彼が顔を見合わせた。私は結局、金髪の人に教科書を貸してもらった。
「福田くんあの二人友達なの?」
佑「ん?うんうん」
少し適当な感じの答えが気になったけど、まあ助かったしいいや。
海「……あれ五十嵐A、だよね」
稜「…うん、そう」
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ひろ(プロフ) - 初めて書かせていただきます!すごく面白いです!みんながワイルドな感じでドキドキですね(///ω///)続き楽しみにしてます!! (2017年5月16日 2時) (レス) id: ce336a9dfc (このIDを非表示/違反報告)
エム - なな.さんの作品めっちゃ好きです!更新待ってまーす! (2017年5月10日 0時) (レス) id: be027d3da3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:な な . | 作成日時:2017年5月7日 12時