検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:13,355 hit

治療の時間1 ページ10

玉を診察台に座らせる。
玉はビクビクと震えながら横たわっている。

俺は鞄から、銀色のトレーに探針やデンタルミラーなど先が鋭利な器具を並べる。すぐ隣にはエアタービンのバーが備え付けられている。


玉は既に涙目になっていた。
極度の恐怖と緊張で身体がブルブル震えている。
俺は玉に水色のエプロンを着けた。

(し〜)玉、大丈夫だから!椅子倒すよ?
(‘・_,’)グスッグスッ

椅子を倒しただけで涙を流す玉。小児の治療と同じだ。
(し〜)またちょっと診るだけね?はい、アーン?
(‘・_,’).....
玉は口を開けようとしなかったが、俺は玉の唇にミラーを引っ掛け、口内にねじこんだ。
(‘・_,’)...やーっ
玉は悲鳴をあげた。
(し〜)玉、このくらいで叫ばないで?大丈夫大丈夫!
あー、やっぱ黒いし穴空いてるな。ちょっとカリカリさせてね?

俺は玉の黒くなった右下6番の溝を探針でカリカリ引っ掻く。
(‘・_,’)....アー////....

玉は身体をピクンとさせ悶絶する。
(し〜)痛かった?ごめんね?思ったより深いかな。
とりあえず麻酔するよ!

(‘・_,’)....イヤッ!!注射はやだ!!

玉は必死で訴えている
(し〜)注射嫌いなのは分かるけど、麻酔しないと削るの痛いよ?

(‘・_,’)ヤダヤダ!!もうやめて泣

(し〜)それは無理だよ!ちょっと頑張って?そしたら麻酔しないで削るよ?

(‘・_,’)ヤーダーッ!!!

何もかも嫌と言われても治療は進まない....。
ここは強行突破だなと、タービンとミラーを手に取り構え直す。
(し〜)そしたらアーンして?
(‘・_,’)..ウッウッ....
(し〜)玉、ちょっとごめんね?

俺は泣いてる玉の口を引っ張るようにミラーでこじ開け、僅かに開いた隙間からタービンを右下六番の虫歯の穴に目掛けて当てて削っていく。
キュイイイイイン!!!
(‘・_,’)...ギャーーーーーーッッ

玉は身体をビクンビクンして抵抗する。いつもは白い顔は真っ赤になり涙でぐちゃぐちゃだ。
(し〜)あー!玉!危ないから動かないで!

そう言いつつも手は止まらない。

キュイイイイイン、キュイイイイイン

(‘・_,’)ギャアッッッ....グス...イダッ!!イダイ!!みあた...っ!!

キュイイィ

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←星に願いを カクシゴト5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
69人がお気に入り
設定タグ:宮玉 , 玉森裕太 , キスマイ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はたん | 作成日時:2020年12月31日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。