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久しぶりに2人でごはんに来た
横「単刀直入に言うね」
頼んだ料理が来て食べ始めようとしたら
向かいに座る横尾さんが真剣な顔で切り出した
北「なに？」
一度持ち上げた卵焼きを頬張ってから箸を置いた
横「太輔傷付けたって自分の気持ちが
変わるわけじゃないんじゃない？」
北「……」
横尾さんはよく見てるね
これがそんな簡単な話じゃないことも
気軽に関われることじゃないことも
ちゃんと分かってるんだろう
北「やっぱ、横尾さんからもそう見えるんだ」
横「太輔は自覚もないみたいだけど」
もっと、気付かれないように
頑張らないとな……
個室で予約してて良かった
横「メンバーとして知り合ってるから
どうしても仕事を通しちゃうけど、
やっぱり自分の気持ち大切にしてほしい…」
優しい横尾さん
でも好きって何なんだろう
横「太輔も自分の気持ちには気付かなくても
傷付いてるよ……いいの？」
俺が欲しいのは藤ヶ谷だけじゃない
北「正直困る。俺だって傷付けたいわけじゃないし」
横「じゃぁ…」
北「同じグループだぜ？そもそも恋とかそんなこと
優先できる余裕もないんだよ」
横「好きな人いたら頑張れるとか、ないの？」
先輩たちを追い越したい
世界には沢山すごいやつらがいて
俺らはまだまだで、
北「……ない。どっちかしか大切に出来ない」
横「あいつは出来る人だよ。だからこの先、自分の気持ちに気付かなかったら他の人と結婚しちゃうかもよ？」
北「その時俺がどう思うかなんて
今の俺には分かんない」
時間は、限りがある
北「…だけど、今、俺は仕事を選びたい」
横「……分かった」
北「心配してくれてありがとう」
今日、ちゃんと
覚悟を決めた
横「俺ね、いつか、追いつけなくなりそうで怖いよ」
北「……」
俺の夢にはメンバーが必要で
誰かがかけてしまえば、もう叶わない
北「ついてきてほしいなんて言わない」
横「……」
北「メンバーが何より大切だって、それだけがずっと同じなら」
それでも強く、惹かれてしまう
先輩たちが見てる景色を
聞きたいと、願わずにはいられない
世界中が俺らを呼ぶ声を
横「もし、太輔が、自分の気持ちに
気付いちゃったらどうするの？」
北「それはあいつが決めんじゃない？」
横「そうだね」
どんな好きでも
それは俺の一部だという意味で
君も俺が好きだと気付いたら
俺を変えようとしないで
君の一部だから
fin
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puu(プロフ) - お返事と続編ありがとうございます！すれ違っちゃったのね、、。でもラブラブですね！この2人の再会シーンはどんな感じなんだろうと想像してみたんですが、思いつかない（笑）また構想ありましたら続編とか番外編お願いします！ (2019年12月28日 18時) (
レス) id: b36113747c (このIDを非表示/違反報告)
あり(プロフ) - puuさん» コメントありがとうございます！お礼遅くなってごめんなさい。楽しんで頂けたら嬉しいです！ (2019年12月27日 17時) (レス) id: fc23db796f (このIDを非表示/違反報告)
puu(プロフ) - この遠距離どうなっちゃうかハラハラしながら読んでました。最後まですれ違わなくて本当に良かった！もし構想ありましたら、このあと穏やかながらもラブラブな2人の話が読みたいです。 (2019年10月8日 8時) (レス) id: b36113747c (このIDを非表示/違反報告)
あり(プロフ) - yokonana（nanaco）さん» はじめまして！嬉しいです〜〜、コメントありがとうございます。参考にさせて頂きます(*'▽'*) (2019年4月9日 8時) (レス) id: b58d4f2cac (このIDを非表示/違反報告)
yokonana（nanaco）(プロフ) - はじめまして(*^^*)よくありさんの小説見させて頂いてる者ですが、長編見たいなぁと思いコメント失礼致しました。この作品、とても好きです(*´∀`) (2019年4月9日 8時) (レス) id: da866a5801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あり
| 作成日時：2019年3月31日 3時
