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4P F ページ4

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北「うわB定食もいーなーっ藤ヶ谷は?」

藤「んーAかな?」



午前の授業が一緒の日は
北山と食堂で昼ごはんを食べる

券売機に並びながら何食べるか悩んでいたら
前に並ぶ女の子が俺たちを振り返りながら
頰を赤らめていた



「北山先輩だっかっこい〜//」

「藤ヶ谷さんもいるっ//」



んーすごく分かりやすい…こうゆーの、
嬉しいけど少し微妙な気分になるんだよなぁ

気まずいというか…

でも隣の北山はメニューと睨めっこ中
絶対気付いてない。

そもそも自分がモテることも自覚ないんじゃないか



北「いや、日替わり丼にする!」



モテるか…

ふと渉の言葉を思い出した

けどあれは、
同性から結構モテるよって意味なんだろう

そういえば、高校の卒業式の日
校舎を見納めに歩きまわっていたら

北山が同性から告白されているのを
目撃したことがあった。



『……好きだ、付き合って欲しい』



クラスは同じにならなかったし
あんまり北山の高校の友人関係は知らないし

北山に告白した奴とは話したこともない



北『…俺、男だけど……』

『分かってるよ。でも好きなんだ』

北『……おれ…』



北山が返事をしようとした時
俺は、何故かその場から逃げてしまった

だから北山がなんて返事したのかは知らない



北「藤ヶ谷?」

藤「ん?なに?」

北「何じゃねーよ。今日、お前飲み会だっけ?」



なんでそんなこと今だに覚えているのか



藤「あー…行きたくないけど」

北「何で?酒いーじゃん」

藤「飲み会つか、合コン。人数合わせ」



大学入ってからも告白されてるらしいけど
その手の話は北山としたことない

あれ、北山の知らないこと結構ある…?



北「…あーなるほどね」



でも確か北山は恋愛に興味ない…はず

仲間内で話が始まっても
いつもテンションが下がるし

合コンも、いつも断ってる



藤「……北山来ない?合コン」

北「は?」

藤「いや、北山に彼女いるとか聞かないから…」



ダメもとで誘ってみたけどダメそうか
すごく眉間に皺よってるし



藤「悪い、忘れ…

北「いく」

藤「へ?」



今なんて…



北「だから、俺も合コン行く」

藤「え?」

北「何?だめ?」

藤「いやそうじゃなくて…
興味ないんじゃないの?」



別に嬉しそうな訳じゃなく
むしろちょっと気分悪そうな顔をしてるくせに



北「興味あるよ?彼女欲しいし」



あまりに一致しない北山の言動に
頭に沢山はてなが浮かんだ

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設定タグ:藤北 , kis-my-ft2 , 幼馴染   
作品ジャンル:恋愛
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作者名: | 作成日時:2017年11月4日 22時

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