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10P F ページ10

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なんでこんなこと言ったんだろう
男同士とか頭になかった

ただ、涙を堪えても溢れてる北山が可愛いくて



北「……やっぱり藤ヶ谷はずるい」



泣いてる北山も全部独占したい
そう思ってしまったから



藤「そうだね」



ひろも俺から離れたくないでしょ?



北「ん…//」

藤「……もういっかい」

北「……っ//」



北山がしたのは短い触れるだけのキス

物足りなくてせがめば
また同じ触れるだけで離れようとするから

俺から強引に深いキスをした



北「っ…ふ…ん////」



吐息が漏れ、必死に俺の服を掴む北山

可愛いくて愛しくて
そのままソファに押し倒した



北「ふじっ…//」

藤「…痛い?」

北「別に//」



さっき俺がココアをかけてしまったところ
手首あたり、袖をまくればあとはなかった



北「っや、大丈夫だって…!////」



袖を捲りながら指先から上に順にキスを落とすと
北山は恥ずかしいのか首まで真っ赤になる



北「やめっ…////」

藤「いや?俺とこーゆーことするの」

北「そりゃっ……」



北山は俺と絶交するより
付き合うことを選んだ

それは絶交したくないだけ


…俺は?

俺の知らない北山を知る奴がいるのは許せない
1番北山を知っているのは俺でしょ?



藤「…ね、キス、気持ちよかった?」

北「なっ////」

藤「したくない?」



こんな独占欲、初めてだ。



藤「ね、ひろ…」

北「…た……」



俺から離れれないくせに
離れたいとか考えるから



北「きもち…よかった…////」

藤「ふふ、する?もう一回」



北山の頰に手を添え親指で
柔らかい唇をなぞるとビクッと震えた



藤「あ…先にココア飲み切っちゃおっか
せっかくいれたし」

北「え?お、い…////」



口に含んだココアを
北山の口に流し込み互いの口内を味わった

シナモンのきいたココア
さっきより甘く感じる



北「っふぁ……////」



目がとろんとしている北山
可愛いくて愛しくて

あー、好きだったんだって



北「藤ヶ谷…?//」

藤「…2人きりの時は昔みたいに呼んで」

北「えっやだ!//」



即答で拒んだ北山

ムカついたから
ちょっとお仕置き



藤「ひろ」

北「あっ////」

藤「ひろ…」

北「んっ…ゃ//」

藤「ひ…



北「たいっ////」

藤「ん?」



沢山のキスに耐えきれなくなったのか
呼んでくれたひろ

嬉しくて、聞こえてたくせに聞き返す



北「……たぃ////」

藤「何?」

北「意地悪っ//」

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設定タグ:藤北 , kis-my-ft2 , 幼馴染   
作品ジャンル:恋愛
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作者名: | 作成日時:2017年11月4日 22時

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