両手を伸ばしてみたけど

33P ページ33

.









藤「んー………きた…ま、北山？」





眩しい光に目を開ければ
ベッドに北山がいなくて…

慌てた起き上がって見渡しても北山はいない


昨日のは夢だった？

でもここは北山の部屋……


ダメだ…




怖い……！




ガチャッガタガタガタッ




パンツ一丁のまま
狭い部屋の中、走って北山を探した






藤「北山っ」

北「うわ、びっくりしたー。おはよう」




リビングへの角を曲がれば
キッチンに北山がいて…

思わず、抱き締めた。




北「なっ、なんだよ！？////」

藤「よかった……夢じゃない…」

北「………ばか」

藤「起きたら北山いないんだもん」




はぁ、よかった

北山だ…北山の匂い…




北「服着てない時点で夢じゃないだろ」

藤「北山自体、俺の夢かも」

北「…じゃぁ……これも夢？」




え？、と声を発する間もなく




北「………寝ぼ輔」




北山からちょっと長めのキス




藤「〜っ////」

北「ほら、早く服着てこい//」




こんな甘い朝は初めてだし

昨日より幸せかもしれない。



びっくりしちゃって

何もいい言葉思いつかないし





とりあえず…






藤「寝ぼ輔、もう一回言って！」


北「はっ？////ムリ！早く着替えて来い！！」


藤「えー、もうっ北山可愛い！大好きだよ」


北「〜〜っ////」






それだけ言って寝室に戻ると


背中に



乱暴に言い放たれた北山の可愛い言葉






北「俺も！！////」






もちろんUターンして

抱き締めに行きました。









ーＦｉｎー

挨拶→←32P ※

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す