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藤「俺、裏口から入るから」
北「おー、頑張って」
バイト先初めて来たけど
やっぱりしゃれてんな〜〜
ダーク調の木材と色温度の低い照明
ご飯時だからか結構人もいるのに
植物が声を遮るからか、
周りの声はあんまり気にならない
藤「コーヒーでい?」
北「んー」
隅の席に座っていると
エプロンをつけた藤ヶ谷が来た
藤「ご飯も食べる?」
北「ん。藤ヶ谷のおススメで」
藤「分かった。まってて」
嬉しそうな藤ヶ谷につられて
俺も同じ顔してるかも
なんでか分かんないけど
北「……」
にやけてしまって恥ずかしくなり
窓に視線を移したら
窓には外と比べ明るい店内が映っていた
その中で藤ヶ谷を探して
エプロン似合ってんなぁとか、
バイト仲間仲いいのか、とか。
ボーッと見ていた
作業はコーヒー来てからしようとかも考えながら。
北「……あ、玉森?」
なんか引っかかってよく見ると
制服姿のあいつがいて
今から帰んのかな?
ちょっと声かけに……って
あとで会うしなぁ
と思っていたら
玉の方も俺に気が付いた。
玉「ミツー!」
北「ははっ」
気付いたと思ったら
手を思いっきり降ってきて
可愛いなぁ
北「あっ……」
こっちに走ってきた玉森
視界から急に消えた
慌てて荷物置いたまま
店を飛び出すと、盛大に転けていた
玉「いたー…」
こけて道路に飛び出さなくてよかったよ……
北「気をつけろ、ばか」
特に怪我した様子もなく
俺が声かけるといつも通り笑顔にちょっと安心
玉「いやー、やっちゃったわ」
北「ほら、立てるか?」
玉「ありがと」
北「っ…」
腕も引っ張って起こしてやると
玉の方が俺より背が高くてちょっと驚き
いや、知ってたけど。
玉「ミツ、ちっちゃ…」
北「殺すぞ」
玉「こわ」
藤「北山?」
北「あ、」
急に店を出た俺に驚いた藤ヶ谷が
店の入り口に立っていた
玉「?」
北「あ、すぐ戻る」
藤「コーヒー冷めるぞ」
北「うん」
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作者名:あり | 作成日時:2019年1月14日 12時