EP 101 ページ2
ーーー
あ「はぁ…はぁ…ッ…」
おかしい…
さっきまでいつも通りだったのにッ…
どうして急にッ…
皆の後ろ姿がだんだんボヤけてくる。
視界が歪んでいるように見えてきた。
頭が割れるように痛い。
それに…凄く暑い。
ギラギラと太陽が照りつける砂漠に埋もれているような感覚だ。
あ「…た、すけ…ッ…」
ドサッ…
言い終わる前に地面へと倒れるミラ。
その音に気づき、振り返る一味。
目を疑った。
ル「ミラッ！！！」
駆け寄り、ミラを囲む。
苦しそうに踠き苦しむミラ…汗もすごかった。
ナ「ミラッ…しっかりしてッ！」
フ「おいおい、こんなとこでッ…シャレになんねぇーぞッ！」
ブ「チョッパーさんッ！熱だけでもどうにかならないんでしょうかッ？！」
チ「ッ…できないことはないッ…けどそれが逆効果になる可能性だってあるしッ…」
ウ「一か八か‥試してみるかッ…！？」
エ「いやッ…そんな保証のないもん試すより今はミラを安静な場所に連れて行く方が先だッ…」
エースの言う通り、今はミラを安静な場所へと寝かすことが先だった。
だが、そんな場所…
この森の中にはない。
あるとすれば、目の前に立ち聳える巨木の城にある女王の寝室。
ア「凄い熱…ッ…」
プ「クレアさんッ…この子このままじゃッ…」
ク「…つかぬ事を聞くようですが、Die bacteriaに感染して今日で何日目ですかッ？」
動物の妖精アマンダと植物の妖精プレスがミラの容態を調べる。
クレアも少し焦っているようだ。
チ「今日で5日目だッ…」
その言葉を聞き、顔が青ざめて行く。
ク「なんてことッ…」
そう。
Die bacteriaに感染して最も死亡率が高いのが7日目。
感染者はその2日前に高熱を発症し、苦しみ死んでいくという。
ミラには残り2日しかなかった。
ル「お、おいッ…ミラはッ…」
一味は仲間を失う恐怖と苦しむミラを見て、声も出なかった。
そして見届けることしか出来ず…
ナ「ミラ…ッ…」
サ「ミラちゃんッ…」
ゾ「…ッ…」
何もできない己を悔やんだ。
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koi(プロフ) - 朱夏さん» ありがとうございます(o^^o) (2019年3月14日 22時) (
レス) id: 9a2a00ca5d (このIDを非表示/違反報告)
朱夏 - おもしろいです！目が離せない！更新頑張ってください！ (2019年3月14日 17時) (レス) id: aef72d6a48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koi | 作成日時：2019年3月6日 20時
