EP 102 ページ3
ーー
今出来ることは一つしかなかった。
あ「はぁ…ッ…くっ……」
ク「ッ…貴方達！オベロンを呼んでッ！！女王様の寝室へと連れて行きますッ…！」
「「はいッ！！」」
クレアを除く３人の妖精が城へと入って行く。
ウ「お、おい…でもアイツに手を出しちゃ俺達はッ…」
ク「貴方達が手を出せば即島から追い出されますが、私達妖精であれば追い出すことはできませんッ…」
エ「そ、そうかッ！！どんなに出たくても妖精のお前達はこの島からは出られねぇのかッ…！」
その時
バンッ！と城の扉が開いた。
手足を草茎で縛かれるオベロン。
３人の妖精がオベロンを連れて歩いてくる。
オ「クソッ…こんな事して、ただで済むと思うなよクレアッ…いつか天罰が下るぞッ…」
ク「それは貴方の方ですよオベロン。女王様の寝室お借りします」
オ「…ッ…！」
そう言い、一味とミラを連れて城内へと入っていった。
そしてライン,プレス,アマンダの３人の妖精はオベロンを地面へと投げ捨て、城の扉を閉めた。
女王の寝室。
大きな窓からは妖精の国が一望でき、３人程寝れる大きなベット。
そのベットへとミラを寝かせるチョッパー。
あ「うッ…はぁ…はぁッ…！」
チ「皆…あとは俺に任せてくれッ…」
医者としてのプライドなのだろうか。
いつもより低い声で言うチョッパーの後ろ姿は小さく見えた。
ナ「で、でもッ…」
ル「…わかった。後はお前に任せるチョッパー」
ナ「ルフィッ！」
何かを察したルフィ。
他のメンバーもチョッパーの思いを悟った。
そして順にルフィ、ゾロ、エース、ロビン、フランキー、ブルック…と部屋を出て行く。
そんな中ナミとウソップだけが部屋から出ようとはしなかった。
それを見かねたサンジがナミへと声をかける。
小刻みに震えるナミ。
苦しむミラを見て、涙を流していた。
サ「ナミさん…ここはチョッパーに任せよう…」
ナ「ッ…いやよ！ミラのそばにいるわ…ッ！」
サンジの手を振り払うナミ。
その時、荒れ狂う息でミラが口を開いた。
あ「ナ、ミ…ッ…私はッ…大丈夫だから…ッ……チョッパーを、信じてるから…ッ…」
ナ「…ッ……」
力振り絞るミラの声と笑顔はとても優しかった。
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koi(プロフ) - 朱夏さん» ありがとうございます(o^^o) (2019年3月14日 22時) (
レス) id: 9a2a00ca5d (このIDを非表示/違反報告)
朱夏 - おもしろいです！目が離せない！更新頑張ってください！ (2019年3月14日 17時) (レス) id: aef72d6a48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koi | 作成日時：2019年3月6日 20時
