EP 77 ページ28
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ル「お前ッ！それは俺んだ！返せッ！！」
食べ物を取られ、ご立腹のルフィ。
？「死にたいのか海賊。この島のものを食せば死ぬぞ」
皆「「…ッ！？！」」
ル「んなわけあるかッ！食いもんで死ぬわけねぇだろ！こんにゃろォ…嘘つくなッ！」
？「往生際の悪い海賊だ。まぁいい、早く立ち去れ。本来ならば島への器物損壊罪・食窃盗罪に処すべきだが悪意は無さそうなのでな、今回は見逃してやる」
今にも手を出しそうなルフィを私とウソップで抑え、皆は妖精の話を真剣に聞いている。
ル「くそォ…返せッ！！」
あ「バカ！助けてくれたんじゃない！元々はティンク島のものを獲ったルフィが悪いんだから！」
ウ「そーだぞルフィ！大人しくしろッ！また訳のわからねぇ罪を犯すつもりかッ！只でさえ２つ背負ってんだぞ！」
フンっとルフィを見下す妖精。
黒い髪を靡かせ、冷酷だか美しい顔が凄く魅力的だ。
フ「思ってたより妖精ってのは随分冷てェな」
ブ「いえ、むしろそれもありです！♡」
サ「はぁ〜ん♡なんて美しいんだ〜♡」
ナ「やれやれ」
まとまりのない一味に呆れるナミ。
荒れるルフィ達とのびているサンジ達を余所に、1人妖精に語りかけるチョッパー。
チ「なぁ！お前、Die bacteriaについて何か知らないかッ？」
？「…ッ…！！」
明らかに妖精の顔が変わった。
フ「ありゃ知ってるな」
チ「教えてくれッ！俺たちの仲間が１人そのウイルスに感染しちまったんだッ！」
ナ「そうなの！私達じゃどうすることもできないわッ！」
気難しそうな顔をする妖精。
その視線の先には先程のルフィ。
恐らく入国の可否はルフィに委ねられているようだ。
？「その麦わらの男が我が島で暴れないと約束ができるのなら入れてやっても構わん」
ル「何ィッ！？俺はなッ…ブヘッ！！」
ナ「あははは！も、もちろんよッ！ねぇ！」
ウ「あ、あぁ！こう見えてこの船の船長だ！約束は守るためにあるってのは、こいつの決まり文句みてぇなもんさッ！なぁルフィ！」
ル「ブッ…ぐ…ぉ、おう…ッ…」
ふんっふんっ！と抑えつけられるルフィと無理やり弁解するナミとウソップ。
ナ「アンタねぇ…ミラを助ける為にここまで来たんでしょ？喧嘩売ってどうすんのよ！」
ル「ミラは助ける！でもアイツは嫌いだッ！」
食の恨みが怖いとはまさにこの事である。
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作者名：koi | 作成日時：2019年2月17日 0時
