ヤバいくらいにステキな短編集

剣豪紅丸×恋 ページ7

続いては雫様のリクエストです！！
性癖をこじらせにこじらせまくった者の末路をご覧ください。←


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A side



登校時のことだった。

住宅街を歩いていたら、突然何かに腕を掴まれて路地裏に引き込まれた。

『な、』

掴んできた手は、人間のものではなかった。

長くて黒い腕。

その付け根は大きな口と目玉がついた胴体らしき塊に繋がっている。

『っ、！！』

怖い。

無数の手が全身に絡みついて、自力ではどうしようもできない。

苦しい。

あーあ、人生短かったな…。




「紅き、一閃！！！！」

どこからともなくやってきた赤い閃光。

手が消え去り、私は宙に投げ出された。

それを受け止めて助けてくれたのは、刀を携えた不思議な赤い猫だった。






紅丸 side


怨霊に襲われていた人間を助けた。

解放された彼女を横抱きで受け止めてやる。

『…ありがとう、ございます。
あの、あなたは？』

自分の腕の中で、まだ少し震えながら尋ねてくる彼女に、ぐっとくるものがあった。

「拙者、怨霊を退治する、すなわちヒーローなり。
名を、剣豪紅丸と申す」

平然を装って名乗れば、彼女は安心したように微笑んだ。

『危ないところを助けていただき、ありがとうございました！
紅丸さんは私の命の恩人です！』

「…礼には及ばん」

彼女を降ろせば、そろそろ戻る時間だと悟った。









名を、聞いておけばよかったかもしれぬ。









願わくは、


彼女に、


もう一度相まみえたい。









紅丸の口調分かんねえええ超迷子ーー(泣)
こんなんだったらいいなの詰め合わせえええ←
紅丸は恋とかしてもなかなか表に出さなそうなイメージしかない。。
心の中でデレデレしてたりしてほしいです。←

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