赤い星 妖怪学園Y 〜N遭〜

和み ページ46

「良い判断じゃったな」

わちゃわちゃ騒ぐみんなを、後藤先生と遠巻きに見ていた私に白納が言う。

『まあな。
昨日の今日だし』

白納をチラ見して応える。

そんな私を見て何を思ったのか、白納は急に私の頭をよしよしし始めた。

『うえ！
ちょっと何すんだよ白納！！』

「いーや、何でもないぞい♪」

ニコニコしながら満足そうに私を撫でる白納に、つられて笑う。

『なんだよそれ』(笑)


すると、わちゃわちゃの中のからジンペイが出てきて、こっちに走ってきた。

「なあA！！
さっき俺本当に何してたんだ！？」

『…あー、知らない方がいいかもなww』

笑って言うけど、向こうはわりと真面目に話がしたいらしい。

『…何、どうしたんだよ』

「…俺さ、不器用だからさ、言いたいこととか上手く伝わらなくて」

『うん知ってる』

「だからさ！
…昨日、大丈夫だったか？」

『昨日？
大丈夫だぜ？』

「俺、どうしてもAが心配で、」

じれったいし、気にしなくていいのに。

現に私はもう気にしてない。

だから、ジンペイの肩を叩いて言ってやった。

『知ってるよ。
ありがとな、ジンペイ！』

「…！
おう！！」







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一方その頃

「なんかいい雰囲気…」

「これぞ青春ってやつね！！」

「フブキさん、声大きいよ！」

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