Horizon / S (ページ24)

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24)川のような道みたいに流してくれるだろうページ24

安「っちょ、え?! A?!」

『…んっ、あ、章ちゃんおはよぉ～』

あまりに突然のことで焦って、でかい声で
Aを起こしてしまった。

寝起きの声と、目を擦り
上目づかいでこっち見るAが可愛くて

どうしようもなくなったのは、おいといて…、

安「ご、ごめ…起こしちゃった…

って、なんでAここにおるん?」

『あ、うん。買い物から帰ってきて、家の前通ったら章ちゃんが

　寒い中、寝てるんだもん。ほっておけなくて来ちゃった、えへへ。』

『運べなかったから、隣でひっついていれば暖かいかなって、
　

　ひとりよりふたりの方がいいでしょう?(ﾆｺ』

章「…A、」

Aの優しさに、

Aの笑顔に何か救われた気がして

『っわ、章ちゃん?』

Aを包み込むように、抱きしめた