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A Side
きっと今日は人生で一番
緊張している日
そう思いながら
いつもよりおしゃれをして
家を出た
しめもうすぐ着くよ〜!
そう今日は七五三掛くんとデート
…デートって言っていいのか
分かんないけど。笑
顕○とみゅーと君と4人で
会った後から「よろしくね！」
ってLINEがきて
ご飯食べに行こう、って
話になった
学校でもそんな頻繁に
会うわけじゃないし
たまにすれ違っても
挨拶する程度
つまり2人っきりは
今日がほぼ初めて
…緊張する
「あ、Aちゃん！」
待ち合わせ場所に
10分くらい早く着いたのに
そこにはもう七五三掛くんの姿があった
「お、お待たせ！」
「全然待ってないよ、
なんかね、早く着きすぎちゃった」
初めて会った頃は
高いな、と思っていた
七五三掛くんの声
今日は少し低くて
それでも響く声だって事を知った
「いきなりだけどAちゃん
遊園地好き？」
「え？うん、好き、だけど…？」
「よかったー！
今日さ遊園地行きたいなって思って！」
そう言ってニコニコしながら
歩き出す七五三掛くんは
すごく眩しい
遊園地に行くまでは
バスに揺られた
バスの座席に座るから距離が近いし
心臓の音が聞こえちゃうんじゃ
ないかってくらい緊張した
「俺ジェットコースター好きでさ
めっちゃ乗りたいんだよね」
「そうなの？乗ろうよ」
「絶叫系、へいき？」
「うん」
わたしの返事を聞くと
楽しみ〜♩って呟く七五三掛くん
2人っきりだし
ほぼ初めてだし
会話に困るかな？って
思ってたけど
七五三掛くんがいっぱい
話題振ってくれたから
遊園地までの移動も全部楽しい
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作者名：そら | 作成日時：2018年7月20日 22時
