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「Aちゃん、どれにする？」
「ん〜オムライスかな〜」
みゅーと君の一言で決まった
4人でのランチ。
あらんの『アイス食いたい』発言は
華麗に無視され
近くのファミレスになった
「しめは？」
「俺もオムライス！」
場を回しているのは
不思議とみゅーと君で
顕○の隣に座っているから
目の前に七五三掛くんが
いる状況で
ドキドキが止まらない
『しめもオムライス好きなの？』
「めっちゃ好きだよ？」
そう言う七五三掛くんは
とてもキラキラしていて
本当に同い年？って思った
「あらんは何にする？」
「パスタも食べたいし
このサンドイッチも美味そうだし
唐揚げも気になるから
全部頼むわ」
「「「え？」」」
わたしたち3人の声が重なった
でたよ、あらんの
訳わかんない発言
基本料理は頼みすぎるタイプ
でもっていつも『食べきれない〜』
って言うからわたしも手伝うやつ
「Aちゃんとあらんって
幼馴染なの？」
七五三掛くんのAちゃん呼びに
胸が高鳴る
「いや、阿部仲間！」
「ふはっ、何！阿部仲間って」
みゅーと君はツボが浅いのか
あらんの発言に
あははと笑っている
「でもモテそうAちゃん、
彼氏いないの？」
「いやみゅーとデリカシーって
もんがあるだろ」
あらんからデリカシーって
言葉が出るなんて！
冗談でも、モテそう、って
言ってくれたのはすごく嬉しい
「全然モテないよ…！」
「そうそう！Aさ、
1年も続いたことないの！」
「ちょっとあらん！うるさい！」
あらんの肩を少し叩くと
『いってぇ』と呟いた
「え？Aちゃんそうなの？
しめと一緒じゃん！」
「…え？」
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作者名：そら | 作成日時：2018年7月20日 22時
