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Aの、
「あらん、好きだよ、大好き」
発言は俺にとって爆弾だった
「ん？何？」
今もこうやって、キョトンとした顔で
見てくるけど
「あらん？」
Aの好きだよ、は
きっと俺に対するものじゃない
「明日、朝いつも通りの時間の
目覚ましでいい？」
『え…？ああ、うん』
Aは俺を、しめに重ねてる
まだ立ち直れてないことぐらい分かる
まだしめのこと好きなことぐらい分かる
…俺のこと本当に好きじゃないことぐらい
分かってるよ
「あらん、もう本当に寝よ？眠い」
『うん、寝よっか』
当たり前の様に左腕で腕枕をし、
右手でAの頬っぺたに触れる
「くすぐったいよ」
Aが誰のことを思っていても
今、目の前には俺しかいない
『ん、おやすみ』
Aを守るのは俺だけで充分だ
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作者名：そら | 作成日時：2018年7月20日 22時
