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あれから数日が経ち、ばちらくんとはあれ以降会えていない。
体の調子がいいときにパトラッシュの散歩を口実にあの公園へ行こうとしたけれど、お母さんが必ずついてくるようになってあそこへ行けずにいる。
お母さんが心配してくれるのはうれしい。けど、もうちょっと自由にさせてほしい。
『けほっ・・・。』
数日ぶりの学校。
図書室で借りていた絵本を貸出期限を大幅に過ぎてやっと返しに行った。
図書室の先生には「次からは気を付けてね」と言われたけれど、私だってちゃんと期限を守りたいしもっと本を読みたい。
『！』
昼休みのグラウンド。サッカーをする男の子たちを廊下の窓から眺める。
ばちらくんはいるかな・・・あの公園で遊んでいたなら同じ小学校に通っているはずだ。
目を細めてじーっとグラウンドを見たけれど、彼の姿はなかった。
(ばちらくんは、お友達とサッカーしないのかな・・・。)
もしかして、ひとりのほうがすき？
すぐにその考えを自分で否定した。
ううん、きっと一人が好きじゃない・・・。ばちらくんは寂しがり屋だ。なんとなく・・・わかる。
見えない誰かに出すパスは、見ていて少しだけ・・・寂しく感じるもん・・・。
それに、私と一緒にサッカーをやっているとき、彼はあんなに。
「あー！！」
あんなに、うれしそうだったもの。
今目の前にいるあの子のように、まんまるとした目を大きく揺らして・・・て。
『！！ばちらくん・・・！！』
「はちみつみつけたー！！」
私をみつけたばちらくんは勢いよく抱き着いた。
そしてふよふよとした頬を膨らませた。
「おれ、あれからずっとはちみつ来るの待ってたのになんで来ないんだよー！
ぜったい同じ学校だと思ってたのにどこの教室さがしてもみつかんないし！６年生までいったんだから！」
『ご、ごめんね・・・？おかーさんに、もういっちゃだめって、言われて・・・。』
「えー・・・。」
ばちらくんは肩を落として顔を俯かせた。
けどすぐに顔をあげてずいっと近づいた。
「はちみつ何組？てか何年生！？」
『に、２年・・・えと、２組・・・。』
「およ？おとなりじゃん、なんでみつけられなかったんだろ？」
『あ、私・・・いつもはちがう教室、いるから・・・。』
「？」
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みかん - 更新待ってる (1月2日 17時) (
レス) id: 5b00a62990 (このIDを非表示/違反報告)
ミホ(プロフ) - 続きが気になるーー！！ (7月6日 13時) (レス) @page49 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - めっちゃ面白いです…！ (2023年1月26日 22時) (レス) @page45 id: aa1635ecd6 (このIDを非表示/違反報告)
MEI(プロフ) - 思わず涙が出そうになって必死に堪えてます…文才ありすぎでは？？これからも頑張ってください、! (2023年1月23日 22時) (レス) @page43 id: 17b5c545cd (このIDを非表示/違反報告)
みく - 面白いです！夢主しんで欲しくないなぁ〜(´・ω・｀) (2023年1月23日 7時) (レス) @page43 id: 6bb1bb04aa (このIDを非表示/違反報告)
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