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「７０日だ。」
「４０日だ。」
嵐が止んで暫くして、落ち着いたころに銀狼くんの問いに答えた「科学のリーダー」千空くんと「船のリーダー」龍水くん。
しかし二つの答えに両者火花を散らして睨み合っていた。
「たた大変なんだよー！千空と龍水が・・・。」
「ヤベーなんか揉めてんぞ！？」
「なにいぃいい！！？」
騒ぎを聞きつけ大樹くんが二人の元へ駆けつけた。
「ケンカは良くないことだー！！」
と、二人の間に入り持ち前の馬鹿力で押し飛ばした。
・・・あまり怪我人増やしてほしくないんだけどなぁ。
「ケンカ？違うなディスカッションだ！！」
「ディス・・・？ディスっているのかー！？」
「あ゛ー合ってんぞ雑頭、ケンカだケンカ。」
「ケンカは良くないことだー！！」
と、また二人の体を押し飛ばそうとした大樹くんだが千空くんと龍水くんはそれを綺麗にかわした。
「学習能力ゴイスー。」
『怪我人出ないのはありがたいことです。』
騒ぎは少し落ち着き、私達は二人が目の前のテーブルに広げていた地図(作：私)を見た。
羽京くんはそれを見て納得のいった顔をして口を開いた。
「・・・アメリカまでの船のルートの話だね？」
「ククク、さすが潜水艦乗り様だ、話が早ぇ。」
私はピンを取りだし、それを東京の位置に刺した。
「俺たちのスタートは東京！」
『そしてゴールはアメリカ大陸ね。』
アメリカにも同じようにピンを刺す。
「そうここだ、サンフランシスコまで最短ルートはどう走る？」
「当然まっすぐじゃないのか？」
大樹くんが東京からアメリカまでのルートをまっすぐ指でなぞった。
他の子も大樹くんと同意見のようだ。
「スイカでもわかるんだよ！」
「おぅ待て待てなんか簡単すぎんぞ、引っかけクイズじゃねえのかこれ！？」
「はっはー、いい答えだ！それを等角航路と言ってな、地球上での高さ、つまり緯度を保って進むだけでいい。
歴史上長年使われ続けた操船が容易なルートだ。
俺たちは７０日かけてそのルートを辿る！」
「おおおぉ正解か！？」
珍しく答えが当たったことに喜ぶ大樹くん、しかしそこで千空くんが「ブブー」と可愛らしく不正解だと主張した。
「楽しい正解発表だ、最短ルートは・・・こう！！」
千空くんは東京からアメリカまでのルートをロシア連邦の前を通るように大きな曲線を指でなぞった。
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西羽(プロフ) - 更新ありがとうございます！ ﾋｮが優しい…だと…？！(笑) 次回も楽しみにしてます♪ (2021年6月7日 16時) (
レス) id: 3a99c04527 (このIDを非表示/違反報告)
西羽(プロフ) - この作品がとても好きで、少しでも時間を見つけては読み進めて一気に読み終わっちゃいました！ 冗談や過言でなく最近の私の支えになってます、番外編もまた是非読みたいです。お忙しいかと思いますが応援してます、更新を楽しみにしてます。 (2021年6月1日 21時) (レス) id: 3a99c04527 (このIDを非表示/違反報告)
わわわわわ - この話面白くていつも読んでます！弥さんのペースで頑張って下さい！続き楽しみにしてます！ (2021年5月4日 20時) (レス) id: 9c9d4f1707 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - 続編おめでとうございます。スランプ‥‥私が言えたことじゃないですが、大変ですね‥‥どうか無理をせず、弥さんのペースで書いてください。応援しています！ (2021年4月25日 0時) (レス) id: 064c02c015 (このIDを非表示/違反報告)
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