検索窓
今日:15 hit、昨日:37 hit、合計:156,845 hit

154 ページ5



  ゆっくりと開かれる瞼。
  銀狼くんは体を起こし、自分の体を確かめた。

  傷が完璧に修復され、生きている銀狼くんを見て金狼くんは涙を浮かべ何度も彼の名前を呼んだ。

 「コハクちゃん、みんな・・・。」

  次の瞬間、銀狼くんは涙を流し元気よくコハクちゃんに飛びついた。コハクちゃんの胸に、下品な笑顔を浮かべて。

 「ありがとおぉコハクちゃぁあああん!!!!」

  コハクちゃんに殴り飛ばされた銀狼くん。彼のゲスさに引きつつも私達は安堵の息を漏らした。

 「おぅいつもの銀狼だぜ!」
 「問題なく治ってるね。」
 『あはは・・・まさかこの光景に安心する日がくるなんて・・・。』

  しかし・・・。
  持っていた石化武器を見る。

 (未来ちゃんのときに、理解はしていたけど・・・。この石化武器の修復能力は期待以上ね・・・。)

  これなら司くんの復活も期待できる。
  問題は・・・と千空くんに目を向ければ、彼はコハクちゃんに抱きしめられていた。

 「ああぁあずるいいぃ!!千空だけなんでぇぇぇ!!!」

  泣き叫ぶ銀狼くんに苦笑いを浮かべた。そういうところだと思うよ、銀狼くん。
  千空くんを抱きしめるコハクちゃんを見てキリサメが顔を真っ赤にして二人から目を背けた。
  どうやら彼女は恋愛に耐性がないらしい。

 「あーそっか、キリサメちゃんはあの二人ジーマーで恋人だと思ってんのね。」
 「そういうんじゃないハグでしょ、あの二人は。」
 『まぁなにはともあれ・・・これで科学王国全員、復活だね!』
 「つ、次は島の皆の復活作業だね。」
 「あ゛ー、復活液の作業は聖、テメーに任せる。俺らは通信機復活作業に集中する。」
 『了解です。ソユーズくん、君も手伝ってほしいな。』
 「う、うん!!」
 「おっしゃ!!さっさと船戻ろうぜ!!」




155→←153



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (142 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
297人がお気に入り
設定タグ:Dr.STONE , 西園寺羽京
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まっちゃ(プロフ) - コメント失礼します!ネタバレになってしまうので内容は書けませんが、番外編、とても面白いです!これからも弥さんの無理のならない範囲で、更新頑張ってください!影ながらも応援しています! (2021年4月18日 1時) (レス) id: 064c02c015 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - わわわわわさん» 申し訳ありません。番外編のリクエストは受けつけていないんです。また番外編を書く機会があればぜひ書かせていただきます。 (2021年4月17日 22時) (レス) id: 28d3fee7a9 (このIDを非表示/違反報告)
わわわわわ - 番外編のリクエストです。耳攻めされたと羽京がドS化したお願いします。 (2021年4月17日 22時) (レス) id: 9c9d4f1707 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年4月8日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。