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二人の会話に銀狼くんは何か気付き、ゲスな笑みで千空くんの背中を肘でつついて話しかけた。
「千空僕分かっちゃったよぅう？ホントはアレでしょ、冷凍が腐る前にって司のために急いで戻ってあげたんでしょぉ〜！？そうゆうベタベタしたの二人とも好きくないからってぇえ！
だって強い人欲しいだけなら僕の最強の手下・・・護衛の松風くんだっていいわけだもんねぇえ。」
「ななななんという空気の読めなさ・・・！」
『そういうところだよ、銀狼くん・・・。』
もう彼のこきレベルはＭＡＸに達してしまった。
誰かこの子を止めてあげてください。親御さんを呼んでください、そして今後の教育方針を私と話し合いましょう。このままじゃ碌な大人になれないよ・・・。
私が司くんに以前彼が着ていた羽織を渡せば彼は短く礼を言ってそれを肩にかけた。
それを確認すれば、私の後ろにいた松風さんが司くんに頭を下げる。
「松風と申します。司殿、仔細なければ落ち着いた後いずれ手合わせ願いたい！！」
「・・・構わないよ、今すぐにでも。」
二人は開けた場所へ移り、早速手合わせが行われた。
太い木の棒を持った松風さんに対し司くんは素手。しかし、結果は一瞬だった。
松風さんが持っていた木の棒は粉砕され、彼は「参りました」と力弱く言った。
最強の右腕が瞬殺されてしまったことにより、銀狼くんのこきレベルは一気に０まで下がった。これはこれでよかったね、うん。
しかし司くん、まだ起きたばかりで本調子じゃないだろうに・・・すごいなぁ。
「んだよ司、超完全復活じゃんヤバすぎるっしょ！やっぱ千空殺すわとか悪りーこと言ー出したら警察のこの陽君が銃で止めてやっけどよー！」
「震えてるけどね、手。」
司くんは視線を下に向けた。
「松風・・・彼も十二分な実力者だよ。
俺はおめおめと科学王国の戦士として仲間に加わるわけにはいかない。違う理想の世界のために石像たちを傷つけたその事実は消えな―――」
「あ゛ーいいからそういうの。」
食い気味に言い放った千空くん。
いつもなら呆れてしまう彼のドライさも今回ばかりは救いになった。
「ホントに心底興味ないんだねそういうの・・・。」
「結局杠が軒並み直してくれたしなー！！」
「しちめんどくせえことは後でハゲるほど考えりゃいいじゃねえか、放っときゃ人類ブチ殺されんだぞ。」
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まっちゃ(プロフ) - コメント失礼します！ネタバレになってしまうので内容は書けませんが、番外編、とても面白いです！これからも弥さんの無理のならない範囲で、更新頑張ってください！影ながらも応援しています！ (2021年4月18日 1時) (
レス) id: 064c02c015 (このIDを非表示/違反報告)
弥(プロフ) - わわわわわさん» 申し訳ありません。番外編のリクエストは受けつけていないんです。また番外編を書く機会があればぜひ書かせていただきます。 (2021年4月17日 22時) (レス) id: 28d3fee7a9 (このIDを非表示/違反報告)
わわわわわ - 番外編のリクエストです。耳攻めされたと羽京がドS化したお願いします。 (2021年4月17日 22時) (レス) id: 9c9d4f1707 (このIDを非表示/違反報告)
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