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話を聞けば、その「頭首様」とは松風さんが石化する前に仕えていた主人で銀狼くんと瓜二つらしい。
「いやぁああそんなに僕似ちゃってるのぉお!?昔のエラい人に、実際遠い親戚ではあるわけだしねぇえ!生まれ変わりと言っても過言じゃないっていうかぁ、とりま代わりに仕えてくれても?問題はないんじゃないのっていうかぁ〜。」
段々と上機嫌に口を回していく銀狼くん。
「なんかゲスり始めてねえか銀狼の奴!?」
「なまじチャンスがあるとそうなるのだ、あの男は。」
「前科もあるだけにな・・・。」
『あるんだ・・・前科・・・。』
「女装中あれだけカッコ良かったのはなんだったの。」
私たちの呆れた目も気にせず、銀狼くんのゲスさは増していく。
「ホラホラ知ってるんでしょぉ松風くん!石化装置の歴史、話しちゃいなよ千空にぃ〜。」
銀狼くんの指示に松風さんはゆっくりと口を開き、話し始めた。
「・・・かつて島は至極平和でした。そこに突如降り注いだのです。大量の石化装置という、天からの悪夢が。」
『!!』
天から・・・!!
「フゥンやはりな、出所は上からか・・・!!」
「その超絶貴重情報さえゲットできりゃとりま十分だ。とっとと動くぞ!あとは科学で詰める!!」
石化装置の出所が分かったところで千空くん含む科学チームがラボに向かって走り出した。
『えええ!!今完全に過去話聞く流れじゃないの・・・!?』
「もう行っちゃった。」
松風さんの過去のお話はとりあえず次の機会にして私は仕方なく千空くんたちの後を追った。
ラボに戻れば見覚えのある大きなアンテナを取りだしていた。
『それ・・・。』
「VS司軍で使った武器??」
「おぅ、音集めるやつな。ショックキャノンじゃねえか、何に使うんだそれ。」
「あ゛ー、音集めんのも電波集めんのも理屈としちゃ一緒なんだよ・・・!!」
そのアンテナをペルセウスのてっぺんにあるソナー用のアンテナに繋げた。
これで上からの電波を拾える、パラボラアンテナの完成だ。
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まっちゃ(プロフ) - コメント失礼します!ネタバレになってしまうので内容は書けませんが、番外編、とても面白いです!これからも弥さんの無理のならない範囲で、更新頑張ってください!影ながらも応援しています! (2021年4月18日 1時) (レス) id: 064c02c015 (このIDを非表示/違反報告)
弥(プロフ) - わわわわわさん» 申し訳ありません。番外編のリクエストは受けつけていないんです。また番外編を書く機会があればぜひ書かせていただきます。 (2021年4月17日 22時) (レス) id: 28d3fee7a9 (このIDを非表示/違反報告)
わわわわわ - 番外編のリクエストです。耳攻めされたと羽京がドS化したお願いします。 (2021年4月17日 22時) (レス) id: 9c9d4f1707 (このIDを非表示/違反報告)
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