放すものか（ゆい様リク） ページ28
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僕の恋は叶った
最初は邪魔臭かったこの想いも、恋と認めてしまえば楽で
手に入らないモノに苛立ちもしたし、内心楽しくもあった
手に入れてしまえばこの気持ちは消えるのではと思ったけど、そんなことはなくて
彼女の表情一つ一つを飽きることはなく、いつも頬を緩めそうになってしまう
僕は、沢田綱吉よりも完璧な人間のはずだ
沢田綱吉と比べて僕は強い
沢田綱吉と比べて頭が切れる
沢田綱吉と比べて財力がある
僕はあの子が求めるものはなんでも与えることができる
できるはずだ
だけどそこには・・・確かな「不安」があった
「ヒバリさん最近丸くなったよね」
放課後の見回り、人の少ない教室の中から僕の名前が聞こえた
「わかる、校則違反者に対しては相変わらず怖いけどなんか手加減してる感じ
最近学校にヒバリさんが呼んだ救急車来ないもんね」
「今まで病院送り決定だったのにねー」
二人の女子生徒の声には聞き覚えがあった
あの子とよく一緒にいる弓道部員だ
「やっぱりさ、雪代さんと付き合いだしてからだよ、きっと」
「ヒバリさんずっと雪代さんのこと目で追ってたもんねー
雪代さんは睨まれてると思って怯えきってたけど
ありゃ周りから見たら「恋してます」って顔だったもん」
「あのヒバリさんがねー・・・なんか今となっては懐かしいなー
ヒバリさんの雪代さんへの不器用な片想いを遠目から見てるの」
「雪代さん突然ダメツナからヒバリさんに想い向いたよね」
「ね！なんかあったのかな」
「ダメツナにフラれたって話は本人から聞いたことはあったけど
そんなにすぐ気持ちを切り替えられるタイプじゃないと思ってたのになー」
「まあいいじゃん？ヒバリさんの女になれるとか奇跡だよ
雪代さん前はいじめに遭ってたみたいだから
これで前みたいにあの子いじめようとする子はいないでしょ」
「いたら天下の雲雀恭弥を敵に回すってことだしねー」
どうやらこの二人はだいぶ前から僕たちの行方を見ていたらしく
当時のことをしみじみと語る二人に体の内から熱くなってくる
よく何を考えているのかわからないと言われていたが
僕の気持ちは馬鹿でもわかるほどわかりやすいものだったらしい
わからなかったのはあのアホだけだ
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酩酊(プロフ) - 新シリーズ楽しみだぁーーーー！！ (2019年9月2日 19時) (
レス) id: 9328736ae6 (このIDを非表示/違反報告)
四ッ谷善哉(プロフ) - 新シリーズ待ってまぁぁぁぁす！ (2019年9月1日 20時) (レス) id: 01853c894f (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - いつ読んでも面白い作品です！更新楽しみに待っています！ (2019年8月23日 22時) (レス) id: 8c5187e681 (このIDを非表示/違反報告)
野坂くん尊き - リクの受け付けが終了していたにもかかわらず、書いていただき、ありがとうございました！最っ高です！これからも更新頑張って下さい！応援してます！ (2019年7月31日 15時) (レス) id: 5271d69b7b (このIDを非表示/違反報告)
聖カコ(プロフ) - ああもう、かわええんじゃああ…暑くなってきましたし、無理はなさらないでくださいね。 (2019年7月25日 16時) (レス) id: 8872e55fe7 (このIDを非表示/違反報告)
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