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部屋に立てられた旗を取る
『これ、�祇い�くださったんです・・・私の武器として
私はやっと、やっとボンゴレのために、この町のために戦えると認めてもらえたんです
なのに・・・またすぐ戦えなくなるなんて』
「戦わなければいい」
『・・・』
「君はただこの町の人間のために、祈りながら
教会でビクビクと怯えながら隠れていればいい」
私の後ろからアラウディ様の手が伸びボンゴレの旗を握った
『・・・またお飾り幹部でいろと？』
「・・・」
『私は�祇い筌侫．潺蝓爾痢△海猟�の人々の笑顔を守りたいんです
それが私の使命です
私が生まれた意味なんです！
そうでなければ私はなんのために生まれてきたんですか！？』
拳を強く握る
『こんな力を持って、勝手に讃えられて
私は生まれた時から誰かの役に立つために育てられたんです！
人の役に立てないのであれば私はなんのために生きればいいんですか！！』
「だったら僕のために生きて」
『・・・』
目を見開き振り返る
目の前の彼の顔を見た
アイスブルーの瞳に写る私はとても醜く歪んでいた
そんな私をみつめるその瞳に、私は動きを止めた
やめて、その口を開かないで
言葉を出さないで
「君だって僕の気持ちに気付いているはずだ」
やめて
「君が戦いで死んでもいいというのなら」
やめてください
「僕はもう君のためを思って、我慢なんてしない」
いや
「僕は君を」
『・・・』
動きを止めたアラウディ様
炎が灯った雪のボンゴレリングをはめた方の手を彼の体から放す
彼の前からどき私は家から出た
町の中を歩く途中、何度も町の人達にあいさつされ、いつものように笑顔で返した
(あのまま、彼を止めずにいれば・・・どうなっていたのでしょうか)
きっと、今まで固めた決意なんて簡単に砕けて
私は首を縦に振るのだろう
その後、彼との幸せを噛みしめながら、同時にいつかくる死に怯えるのだ
「誰か」に殺された後、きっと私は何度もあの時頷かなければと後悔するのでしょう
彼はずっと私を心に残しながら苦しみ続けるんだ
そんなの嫌よ
愛しい人の心の中で生きられてもそれは私じゃない
その人が隣にいないなんて私は、きっと彼も、耐えられないはずだ
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minniepeasuke(プロフ) - 一気に全部読んだ〜 面白かった〜 また読みたい〜〜〜〜 (2023年4月22日 8時) (
レス) @page44 id: c738caefd2 (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - 私泣き崩れました。アラウディがすごく尊いです！ (2021年8月22日 2時) (レス) id: 004525c842 (このIDを非表示/違反報告)
アイル＊(プロフ) - 一気に読ませていただきました。凄く良い作品です、感動しました！ (2021年3月21日 11時) (レス) id: 64aeab0102 (このIDを非表示/違反報告)
千夜(プロフ) - 凄い泣きそうになりました。本編の方も読ませて頂きましたが主はとても良い作品を作っていると思います。Twitterの方もフォローさせて頂きます。これからも更新頑張ってください (2019年12月16日 16時) (レス) id: 5098bcc776 (このIDを非表示/違反報告)
ぽちょむ - やばいです。すごすぎます。感動と涙がとまりません。本編も何度も読み返してしまいます。更新焦らず頑張ってください!・・・やっぱ泣ける(´；ω；`) (2019年3月22日 4時) (レス) id: 326cbaa1c0 (このIDを非表示/違反報告)
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