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やがて年月は過ぎていく
あれ以来セピラ様は現れない、多分もう一生私の前には現れないでしょう
彼女が予言した私の結末も訪れない
『・・・』
ボンゴレは日に日に大きくなっていた
貴族、無法者、政治家時には警察・・・全ての腐敗した者達を正していった
今やボンゴレは警察も迂闊に手を出せない巨大組織となってしまった
確かに人々の笑顔も増えていき・・・町の平和は保たれている
けど
(・・・本当に、このままでいいのでしょうか・・・)
手に持っていた懐中時計を握る
去年、�祇ぁΑΑΕ献腑奪藩佑�私達守護者にくださったもの
ふたの裏には「永遠の友情を誓う」と彼からのメッセージが書かれてあった
同時に指にはめたボンゴレリングを見る
この指輪をセピラ様から託されて以来、ボンゴレの勢力は大幅に増した
この指輪は不思議なもので、指輪に炎を灯すと未だかつてない力を発揮できる
�祇い六簔�守護者にそれぞれの属性に合わせてこれを受け取ると同時に
ボンゴレでの使命を与えた
当然私も・・・けど
私は今まで、この雪のボンゴレリングに炎を灯したことはない
リングに炎を灯すのに必要なのは「覚悟」
その「覚悟」が、私にはまだできないでいた
同じ臆病者のランポウ様にもできるというのに・・・
「聖女様？」
『！』
ドレスの裾を引っ張られ視線を下に向けた
子供たちが心配そうな目で私を見上げていた
「どーしたの？どこか痛い？」
「かなしーことあった？」
『・・・い、いえ！そんなことは、ごめんなさいぼーっとしちゃっていました』
「しょうがないよ、聖女様は昨日遅くまで自警団の仕事をしていたんだから」
私と身長が頭一つ分高い少年がそう言った
「それに今日はお日さまが気持ちいいもの、絶好の日向ぼっこ日和ね」
私と同じくらいの背丈の少女が言った
彼女たちは数年前まで孤児院で暮らしていた子供たちだ
今は成長して、働いて、こうして孤児院の小さな子供たちの面倒まで見てくれている
『ありがとうございますお二人とも
でもお仕事と言っても私はただ書類仕事をしただけですわ』
ボンゴレでの私の主な仕事は情報収集
それだけ
今だに戦いに出された事はない
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minniepeasuke(プロフ) - 一気に全部読んだ〜 面白かった〜 また読みたい〜〜〜〜 (2023年4月22日 8時) (
レス) @page44 id: c738caefd2 (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - 私泣き崩れました。アラウディがすごく尊いです！ (2021年8月22日 2時) (レス) id: 004525c842 (このIDを非表示/違反報告)
アイル＊(プロフ) - 一気に読ませていただきました。凄く良い作品です、感動しました！ (2021年3月21日 11時) (レス) id: 64aeab0102 (このIDを非表示/違反報告)
千夜(プロフ) - 凄い泣きそうになりました。本編の方も読ませて頂きましたが主はとても良い作品を作っていると思います。Twitterの方もフォローさせて頂きます。これからも更新頑張ってください (2019年12月16日 16時) (レス) id: 5098bcc776 (このIDを非表示/違反報告)
ぽちょむ - やばいです。すごすぎます。感動と涙がとまりません。本編も何度も読み返してしまいます。更新焦らず頑張ってください!・・・やっぱ泣ける(´；ω；`) (2019年3月22日 4時) (レス) id: 326cbaa1c0 (このIDを非表示/違反報告)
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