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また耳が痛くなるほどの泣き声が応接室の中で鳴り響く
「ねえ、なんとかしなよ」
「そそんなこと言われてもなー！いてっいてて！」
跳ね馬の腕の中で暴れる彼女
そして、跳ね馬の傍にいた部下に向かって手を伸ばした
『おとーしゃあ！！おとーしゃー！！』
「お？」
・・・お父さん・・・？
「も、もしかして、いてっ、ロマーリオのことか？」
『おとーしゃ、たすけてぇー！！』
「助けてって、オレは悪者かよぉ・・・」
傷付いた表情をしながら跳ね馬は彼女を部下に渡した
僕の時とは違い抵抗はせず、すんなりと彼の腕の中に入る
「・・・」
『ひっく、ひっく・・・』
「おしおし、怖くない」
跳ね馬の部下があやすと泣き声はだんだんとおさまってきた
『うう・・・』
「嬢ちゃん、女の子ってのは泣くより笑う方がモテるんだぜ」
『もて？』
「笑顔の方が可愛いってことだ」
『えへへ』
「そーそーその顔だ」
・・・懐いてる・・・
なんで・・・僕と同じで初対面なのに・・・それもおっさんなんかに・・・
悔しい気持ちは跳ね馬も同じらしく落ち込んだ顔で部下に言う
「なんでロマーリオには懐いてオレには懐いてくれねーんだよ
それにお父さんってなんだよ」
「そーいや前に嬢ちゃんがオレと嬢ちゃんの親父さんの顔が似てるって言ってた気がするな」
・・・たしかに、彼女の父親と顔がどことなく似ているような・・・
ひげを失くせばかなり似るんじゃ・・・
「嬢ちゃん、このぬいぐるみなんて名前なんだ？」
『ゆきたろーさんっていうの、静のおともだちです』
「そーかそーか、おともだちか」
「ちぇっ・・・ロマーリオの奴嬉しそうな顔しやがって」
「・・・」
チャイムが鳴る
「やべっ、オレ次授業入ってんだった！わりーな恭弥、また昼休みにでも来るから！」
「なんの役にも立たないんだから来なくていい、というか来るな」
「うっ、ろ、ロマーリオはここで静の面倒見ててやってくれ」
「了解だ」
部下に指示を出して応接室を出ていく跳ね馬
当然廊下からは何度も転ぶ音が聞こえた
椅子にかけていた学ランを羽織る
「どこ行くんだ？」
「どこだっていいでしょ」
『・・・』
「・・・」
戸に手をかけた際に一度彼女を見て、そして僕は応接室を出た
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千尋(プロフ) - リクエストです！夢主と雲雀さんの育児がみたいです！ (2019年3月10日 22時) (
レス) id: 80470f2484 (このIDを非表示/違反報告)
カコ - １０年後の夢主ちゃんつおい・・・好き。 (2018年11月24日 20時) (レス) id: 7a3bf8ffac (このIDを非表示/違反報告)
昨夜の狼昨狼(プロフ) - 静ちゃん銀色だったのかぁ、、ずっと黒髪って思いながら見てた、、まぁ、銀も似合ってるし可愛いので好きですけど (2018年11月24日 3時) (レス) id: eeb60ba8fb (このIDを非表示/違反報告)
カコ - おっふ・・・幼児退行・・・グッジョブ！ (2018年11月20日 0時) (レス) id: 7a3bf8ffac (このIDを非表示/違反報告)
弥生(プロフ) - ありがとうございます!!!静ちゃん可愛いです...!!!10年後、育ったのですね...← これからも応援しています、頑張って下さい!!! (2018年11月8日 23時) (レス) id: 6f48ec4925 (このIDを非表示/違反報告)
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