あの時一応は笑っていたんだ ページ12
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腐った臭い
ゴミの臭い
死臭
それらが混ざったこの世界の空気は外の人間にとっては吐き出しそうになるほど不快だろう
生まれたころからこの世界にいるオレにとっては普通の臭いだ
だから不快とも感じない
「●●！！」
名前を呼ばれた
この時オレは周りからなんと呼ばれていたのか忘れた
名前が複数あったのは覚えてる
多分多すぎて覚えるのが面倒で忘れたんだと思う
この町ではよくあることだ・・・コードネームみたいなもんだと思う
あの時は何て呼ばれてたんだっけ
なんか、猫みたいな名前だった気がする・・・
「なに・・・」
泥に汚れた臭いソファから起き上がりオレを呼んだ奴の方を見る
「向うでいいカモになりそうな車を見つけたんだ！
これから皆で奇襲をかけるつもりなんだがお前もこないか？」
「面倒くさい、パス」
「なんだよまたか・・・お前はこの地区で一番強いんだから手伝ってくれよ」
「やだ」
「ちぇ・・・あとから参加してもいれてやらねーからな！」
「どーぞお好きに」
もう一度ソファに寝転がり目を閉じる
ちなみにこのソファがオレの家だ
他にも寝床はあるが・・・今の暖かな季節はここだ
「ふぁ・・・」
向うから叫び声が聞こえた
奇襲とやらが成功したのだろう
じゃあオレもそろそろ行こう
眠気を払いまた起き上がりソファの中に隠してあった銃を取る
いつしか殺した警官から奪った物だ
(いたいた)
物陰に隠れ向うの様子を窺う
４人か・・・
少年たちの片隅で目を見開き頭から血を流し死んでいる男がいた
もう一人死んでいる
首にカメラをさげているあたり、記者か何かだったのだろう
別に珍しくはない
この町の現状を世界に訴えようと来る人間は多くいる
まあ正直、そんな奴らはこの町の人間にとってはいいカモなんだけど・・・
場所を変え車の中が見える位置に移動する
(えーと・・・持ちもんは・・・何かしらの機材・・・カメラのとかかな・・・)
とくに食いモンはなさそうだな・・・
まあいいや、金目のものがあるのに変わりはないんだし
物陰から出て車の中を漁る少年たちの方へ歩いていく
誰も気付いていない
誰もオレが見えていない
誰もオレが銃を向けているのに気づいていない
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千尋(プロフ) - リクエストです！夢主と雲雀さんの育児がみたいです！ (2019年3月10日 22時) (
レス) id: 80470f2484 (このIDを非表示/違反報告)
カコ - １０年後の夢主ちゃんつおい・・・好き。 (2018年11月24日 20時) (レス) id: 7a3bf8ffac (このIDを非表示/違反報告)
昨夜の狼昨狼(プロフ) - 静ちゃん銀色だったのかぁ、、ずっと黒髪って思いながら見てた、、まぁ、銀も似合ってるし可愛いので好きですけど (2018年11月24日 3時) (レス) id: eeb60ba8fb (このIDを非表示/違反報告)
カコ - おっふ・・・幼児退行・・・グッジョブ！ (2018年11月20日 0時) (レス) id: 7a3bf8ffac (このIDを非表示/違反報告)
弥生(プロフ) - ありがとうございます!!!静ちゃん可愛いです...!!!10年後、育ったのですね...← これからも応援しています、頑張って下さい!!! (2018年11月8日 23時) (レス) id: 6f48ec4925 (このIDを非表示/違反報告)
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