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「だ、大丈夫・・・？いたい？」
泣きじゃくる私に声をかけた知らない男の子
『うっうっ・・・うえええええっ』
「わぁっ！！」
私が大声で泣くと彼は同じくらいに声をあげ体を跳ねさせた
「あ、ああ、あの！！ど、どうしたの！？泣いてるだけじゃわかんないよ！！」
『ごめんなさい！！ごめんなさああいいっ』
「いや、あやまられても・・・」
おどおどする彼に私は泣いてばかりで何一つ伝えられない
辛うじて人差し指を上に上げた
「？」
その指の先を辿って彼は上を見上げる
「ぼうし・・・」
小学校の指定帽子が高い木の上にひっかかっている
私をいじめていた子たちにやられた
最初はがんばって上って取ろうと思ったけど、落ちてしまい足を痛めてしまった
『うああああっ！！』
「っ・・・」
男の子は持っていたランドセルをその場に置いた
「んっしょ・・・よっ、うわ！！」
『・・・！』
男の子は木を上り始める
私が言うのもなんですけど・・・決して上りが上手とはいえない
でも、一生懸命に上る
「・・・も、うちょっ・・・と・・・と、取れたぁ！」
『！』
「お、落とすよ！これで泣かないでよ！」
『あ、ぅ』
男の子は木の上から私の帽子を落とす
ひらひらと風に乗りながら、私はそれを受け止めた
『・・・あ、ぁり・・・が』
「うわああああっ！！」
『！？』
突然泣きだした男の子
「おりれないいいい！！こわいいいいっ！！」
『・・・』
こわいのに・・・ぼうし、私なんかのために、とってくれたんですね・・・
申し訳なさでいっぱいになる
でも
それを上回るほどの嬉しさが込み上げてきた
「たすけてえええっ！！」
『あ・・・あ、えっと、だ、だれかあああっ』
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・
『・・・、・・・』
見慣れない天井
「起きたね」
『ひ、ば・・・りさ』
ベッドの傍に彼がいた
ああ・・・ここ、あの廃病院・・・
雲雀さんが私の額に手を当てた
「熱、下がったね」
『ねつ・・・？』
「君、熱出してあれから一日ずっと寝たっきりだったんだよ」
外は真っ暗
じゃあ・・・もう今日の勝負は
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うなり(プロフ) - 久々にリボーンの作品で面白い作品を見つけました(^o^)楽しみにしてます、ゆっくりがんばってください (2018年5月19日 17時) (
レス) id: 9f35692276 (このIDを非表示/違反報告)
カコ - 続々編おめでとう！ほんとに更新早い！応援してますよ〜。 (2018年5月14日 22時) (レス) id: 667d573e94 (このIDを非表示/違反報告)
彩月(プロフ) - 初めまして！続編おめでとうございます！ 因みに私もテストでヤバいです(;゜0゜) テストお互いに頑張りましょう！ 更新頑張ってください (2018年5月13日 15時) (レス) id: fcd32d35a3 (このIDを非表示/違反報告)
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