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「まあいいや、お茶淹れて」
『あう、なんという自分勝手・・・！』
ここ、私の家なんですがぁ
「なに文句ある」
『ひ』
その鋭い目に睨まれてしまえば私は何も言えなくなってしまう
『た、直ちに淹れてまいります！！』
急いでキッチンの方に行く
ああ、もう、なんで私はこう、断れないのでしょうか
『・・・・・・ふふ・・・』
来てくれたんですね
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「やっぱり君はお茶を淹れるのは上手いね」
『褒め言葉として受け取っていいんでしょうか・・・』
「さあね」
お茶を啜るアラウディ様
やっぱり自由なお方です
「・・・それ、誰から？」
『え？』
棚の方に目を向けたアラウディ様の視線を追う
そこにはさっき花瓶にいれたばかりのジョット様たちからの花があった
『ジョット様とＧ様からです、きれいでしょう？』
「・・・そっちのは」
花瓶の隣に置いてある紙袋に今度は目を向けた
『雨月様からは日本の和歌というものがたくさん書かれた本を頂きました
ランポウ様からはハンドクリームを
ナックル様からは手袋を頂きました
Ｄ様からは茶葉のセットを、ふふっお姉様からは髪留めをいただきました♪』
お姉様からのプレゼントの時だけ声のトーンが上がったのが自分でもわかる
でも、本当に私にはもったいないものばかり
「ふーん・・・」
(わあ、興味なさそうです)
自分から聞いておいて興味を失くすのはどうかと思いますわ
「・・・親からは」
『え？』
あら？興味が無いように見えましたが・・・
「親からは何も贈られてきてないの」
『あ、あ〜・・・ぁ〜・・・はは』
「・・・」
あからさまに目を泳がせる私を不審な目で見るアラウディ様
『その・・・お前ももう成人したんだからって・・・その、あれを・・・』
「あれ？」
『・・・えんだん・・・のぷ、プレゼント？』
「・・・」
『縁談って、これプレゼントって言うんですかね！？』
お父様達ったら誕生日という断りにくい時にこんな迷惑なものを！！
「いいんじゃない？君だって聖女だと崇められていてもただの娘に変わりはない」
『・・・そりゃ、私だって・・・恋とか、結婚には夢がありますけど・・・
そういう運命は作るんじゃなくて出会いたいんです、私は
まあ、私結婚する気はないんですが』
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かさかさスライム(プロフ) - しゅ、しゅき‥（＾ω＾）乾いた心にじんわりきましゅ‥更新楽しみにまっとりましゅ(*^ω^*) (2018年8月1日 23時) (
レス) id: 28225f04e1 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーフェザー(プロフ) - アラウディっ！！この展開を待ってました。きっとそうだろうと思ってました。これからも更新頑張ってください！ (2018年7月23日 11時) (レス) id: 1de7f7f4a1 (このIDを非表示/違反報告)
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