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「真剣なお話の所申し訳ないが」
「Ｄ」
『Ｄ様』
「毛糸玉、こっちまで転がってきていますよ」
「『あ』」
部屋の扉に立つＤ様の両手には今私達が使っている毛糸が
話に集中していて全く気付かなかった
『も申し訳ありません！』
「マフラーですか、もしや子供たちに？」
『はい』
「私達からのクリスマスプレゼントよ」
『こんなもので喜んでくださるかは、わかりませんが・・・』
「二人の気持ちがこもったものであれば、子供たちも喜ぶでしょう
クリスマスといったら・・・カタリナ、あなたの誕生日ではないですか？」
『え、は、はい』
「ヌフフ、イエス・キリストと同じ誕生日とは
あなたは本当に神に愛されているのですねカタリナ」
『でも正確な誕生日ではないんですけどね
私は捨て子で、正確な誕生日は不明なんです・・・拾われた日が誕生日になっただけで』
「ふふ、あなたを拾った神父は神様からのプレゼントだって喜んでたわね」
「クリスマスが誕生日となると・・・教会はいろいろと大変ではないですか？
公爵の娘なら誕生日パーティーを開くようなものですが」
『ああ、それはお断りしているんです・・・私にはあんな晴れやかなもの・・・
それにダンスは苦手で・・・』
「おやおや」
『でも私は神に仕えている身ですし、贅沢はいけませんわ』
「でもダンスくらいは覚えておいたらどうなの」
『う』
「ランポウは踊れるんじゃないかしら、教えてもらったら？」
「あれに人に教えられる能力があるとは思いませんがね」
「じゃあＧは？」
「彼はいつもジョットの後ろについているのでダンスとは無縁でしょう
ジョットもダンスの知識はないとこの間聞きましたし」
「ナックル、は、なんだかだめそうよね・・・
雨月は異国人だから多分彼もダンスとは無縁ね」
『・・・』
いつの間にかダンスを教えられることは決定なんですね
私の拒否権は何処へ
『Ｄ様は社交界に慣れておられるのでしょう？あなたが教えてくれるのは』
「それはダメよ」
「エレナがそう仰っているので、申し訳ありません」
『・・・』
おや？
「しかし、なかなか見つかりませんね」
『な、ならばこのお話はもういいではありませんか
残りのアラウディ様も踊れるとは思えませんし』
「僕がなんだって？」
『ほぎゃああっ！！』
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かさかさスライム(プロフ) - しゅ、しゅき‥（＾ω＾）乾いた心にじんわりきましゅ‥更新楽しみにまっとりましゅ(*^ω^*) (2018年8月1日 23時) (
レス) id: 28225f04e1 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーフェザー(プロフ) - アラウディっ！！この展開を待ってました。きっとそうだろうと思ってました。これからも更新頑張ってください！ (2018年7月23日 11時) (レス) id: 1de7f7f4a1 (このIDを非表示/違反報告)
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