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「おねーさんまだ？」
『まだですよ、いいですよと言うまで目を開けてはダメですからね』
少女から貰ったピン止めを少し変形させ鍵穴に入れる
一応、こんな技術は覚えてほしくないので
子供たちには目を閉じてもらっている
(あと少し・・・)
・・・きた！
音を立て南京錠が落ちた
『やりました！』
「もういーい？」
『はい！』
子供たちが目を開く
「わあ！おねーさんすごい！」
「スパイさんなの？それとも怪盗さん？」
『ただの馬鹿な女です・・・さあ早く出て下さい』
檻の扉を開け子供たちを出す
『これで全員ですね』
「うん、私達以外はみんな２番倉庫に連れて行かれたから」
それは私達がいた倉庫だ
ということは、これ以上閉じ込められている子供はいないということだ
『向こうに船があります、私についてきてください』
「はーい！」
「やっとママンのとこに帰れるんだね！」
子供たちをつれ倉庫を出ようとする
しかし
『！！』
「きゃああ」
銃声が鳴り、銃弾が私達の横を通り過ぎた
「ち、やっぱり逃げ出そうとしてやがったか・・・」
『ひっ』
あの男達の仲間だ
「ガキ共が気になって来てみりゃ・・・嬢ちゃんどうやって鍵をあけたんだ？」
男の腰にはいくつかの鍵が下がっていた
どうやら檻の鍵を管理している人間のようだ
『・・・』
男が前に出るたびに私達は後ろに下がる
近くにあった鉄パイプを手に取った
『あなた達は隠れていてください』
「おねえちゃんは？」
『・・・私は大丈夫です、絶対に出てきてはいけませんよ』
子供たちに笑顔をむけ、積み重ねられた荷物の影に避難させる
そこならこの男の銃の射程圏外のはずだ
「嬢ちゃんになにができるっていうんだい
そんなモン持って、どっちが有利かわかってんだろ」
『わ、わかりませんよっ！』
「ぶっ！足が震えまくってるぜ？」
『っ』
「アンタ暴力とは無縁そうだもんなぁ、大人しくしといたほうがいい
こっちも商品を傷つけたくはないんでね」
『あなた達は自警団が必ず捕まえます』
「どうかね、数はこっちが勝ってる」
男は引き金に指をかけた
「それを放しな、撃つぜ」
『っ・・・』
「そうかよ・・・残念だ」
銃声が鳴り響いた
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かさかさスライム(プロフ) - しゅ、しゅき‥（＾ω＾）乾いた心にじんわりきましゅ‥更新楽しみにまっとりましゅ(*^ω^*) (2018年8月1日 23時) (
レス) id: 28225f04e1 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーフェザー(プロフ) - アラウディっ！！この展開を待ってました。きっとそうだろうと思ってました。これからも更新頑張ってください！ (2018年7月23日 11時) (レス) id: 1de7f7f4a1 (このIDを非表示/違反報告)
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