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銃撃戦の音がどんどんと遠ざかる
ここまでは人がいないようだ
(あった、１２番倉庫)
「１２」と書かれた倉庫を見つける
入り口に見張りらしき人はいない
全員向こうに行っているのでしょうか
なんにせよ、見張りがいないなら好都合ですわ
(近くにいた子に行先を伝えましたが・・・Ｇ様にも伝えるべきだったでしょうか)
いえ、でも子供たちの安全のために船の周りの守備は減らしたくありませんでしたし
倉庫の小さな扉を開き中に入る
中には木材や貨物用の大きな箱などが積み上げられていた
『・・・！』
倉庫の中を捜索していると、子供のすすり泣く声が聞こえた
近い
耳を集中させあたりを探し回る
「ひっく、ひっく・・・」
「うぅ」
『！』
大きなシートを被せられたものを見つける
あそこから声が
シートを思いっ切り引っ張った
「きゃああ！！」
「ひ！！」
『・・・みつけた！』
シートの中はやはり檻で、中には子供たちが
ブロンドの髪を持つ子がたくさん、少ないが中にはアルビノと思われる子供もいた
やはり、珍しい特徴をもつ子供のみが集められているようだ
先程の少年の妹と思われる少女もいた
「おねーさん、だれ？」
「あの人達の仲間？」
『いいえ、助けに来ました・・・』
檻の中に手を入れ子供の頭を撫でる
(さて・・・)
どうやってこの子達を出しましょう
檻の扉を何度も押したり引いたりと繰り返すがびくともしない
私には雨月様のように檻を斬ることやナックル様のように鉄を曲げることもできない
やはり鍵が必要なのだ
でも、どこに・・・
(ああ、やはりＧ様を連れて来たらよかったのです・・・)
私って、なんでこう考えなしなのでしょうか・・・
前回で反省したのではないのですか
『せめて、針金があれば・・・』
「はりがね？」
『以前諸事情でピッキングをしたことがありまして・・・』
なぜその行為に至ったかは説明しませんが
あの時は驚いた、本で読んだだけの知識でまさか本当にできるとは・・・
「お姉ちゃんお姉ちゃん、これは？はりがねになる？」
『へ？』
ある少女が自分の髪に留めていたピン止めを差し出した
「それなら私ももってるよ！はい！」
「わたしもー」
『！ありがとうございます！使えますこれ！』
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かさかさスライム(プロフ) - しゅ、しゅき‥（＾ω＾）乾いた心にじんわりきましゅ‥更新楽しみにまっとりましゅ(*^ω^*) (2018年8月1日 23時) (
レス) id: 28225f04e1 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーフェザー(プロフ) - アラウディっ！！この展開を待ってました。きっとそうだろうと思ってました。これからも更新頑張ってください！ (2018年7月23日 11時) (レス) id: 1de7f7f4a1 (このIDを非表示/違反報告)
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